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　Hola！今回は助産師隊員であるYさんの隊員紹介をしていきたいと思います。Yさんは赤ちゃんが好きで好きでたまらない助産師さんです。助産師と看護師で職種は違えど同じ医療系ということ、また日本での勤務経験も豊富で任期中はとてもお世話になっていました。それでは、よろしくお願いします。

はじまり、はじまり。

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①活動について教えてください

　著者の深町さん同様、家族保健ユニットに助産師として配属されています。妊婦さんに対して妊婦健診の補助や母子保健指導、母親学級の開催を行っています。また、妊婦さん以外の地域住民に対しても健康教育や、家族計画の支援（特に産後の家族計画）等を行っています。

②これまでの経験（現在の職業になった理由、協力隊の応募動機等）

　人のためになる仕事がしたいと思い、看護師を選びました。また、その後親戚が出産し赤ちゃんを抱っこした時にとてもかわいいと思ったのがきっかけで助産師になりたいと思いました。助産学校卒業後は助産師として日本の病院で働き始めました。就職活動をするときに助産師だけでなく看護師としてのスキルも身に着けたいと考え就職する病院を選び、内科、脳外、耳鼻科、産婦人科の混合病棟に配属されました。病棟には妊婦以外にも様々な種類の病気を抱える患者がいたので、看護師としての業務も多く行っていました。現在の協力隊での活動では、妊婦以外の生活習慣病患者とも関わることが多く、日本で働く中で助産師以外の業務も行っていたことは今とても活かされていると思っています。

　また、協力隊応募の動機としては、日本は世界の中でも周産期死亡率が低いが、世界ではたくさんの妊婦や新生児が亡くなっていると思うとそれを助ける何かができればと思い応募しました。また身近な人が亡くなったときにやりたいことはやれるときにやっておこうと思ったのも大きなきっかけでした。

③活動の中で印象深かったこと

　日本でもパラグアイでも赤ちゃんはかわいく、人を笑顔にさせてくれると思います。

　パラグアイに来て印象深いことの一つとして、育児をしている母親は家族以外の身近な人とも協力して育児をしている様子がみられることです。例えば、自身の診察に来た母親が自分の診察の間、他の診察を待っている患者さんに赤ちゃんを預けて面倒を見てもらう場面をよく見かけます。他にも、遠方から受診のために配属先へ来るとき、近所の人の車やバイクに乗せてもらい受診するといった助け合いもみられます。日本では、他人に自分の子どもを気軽に預けるということはほとんどなく、パラグアイ人の温かさや助け合って生きていくという文化から成り立つものだと感じるとともに、とても微笑ましく思っています。

➃今後の目標（この隊員生活をどう生かすかも含めて）

　今後も引き続き母子のための仕事を続けたいと考えています。現職参加でパラグアイに来ているため、まずは元の職場で働く予定です。自分の周りは海外志向の人がほぼおらず、協力隊経験者もいなかったので、この協力隊経験について職場の方々など多くの人へ伝えていきたいと思います。そして、現在の日本では母親が一人で仕事をしながら育児も家事もするという、母親の負担が大きい世の中になっていると思います。父親の育児休暇取得も以前よりは進んでいるとは思いますが、それだけでは母親の育児不安や負担の多くは完全には解消されないと考えられます。また、妊娠や分娩、産褥、育児に関する様々な情報があふれている現在、母親が正しい情報を得られ、それを自身の生活に上手く活用し、少しでも気楽に安心して母親とその家族が妊娠～育児の期間を過ごせるような支援をしていきたいです。

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　Yさんありがとうございました。Yさんは私と同じで家族保健ユニット(地域は別)に配属されていますが、助産師としての視線で物事を考えられるので話をしていてハッとさせられることが多くありました。女性が働きやすい環境が謳われる一方で、日本では母親がたくさんの課題を抱え込む状況があることは否めません。たくさんの対策が考えられていますが、現実まだまだ課題がたくさんあります。Yさんも8月末には帰国予定です。パラグアイでみて感じたことが日本でどう活きるのか、Yさんの今後のご活躍が楽しみです。応援しています！

隊員紹介はこちらをもって最後となります。協力していただいた方々、そしてこれまで読んでいただいた方々ありがとうございました。実際にパラグアイで活動している隊員のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

今後は日本に帰国してからのことを少し投稿したいと思っています。それではまた次回、Chao！