JICA海外協力隊の世界日記

マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ

23) 同僚の妊娠

先日、ベビーシャワーに参加しました。ベビーシャワーとはアメリカ発祥のイベントで、出産予定日が近くなった妊婦さんに対して安産を願い行うパーティです。最近では日本でも少しずつ行われているようですが、パラグアイでは一般的なパーティの一つです。

現在、普段とてもお世話になっている同僚が妊娠しています。ある日、同僚の妹からベビーシャワーをやるのだけど参加する?サプライズだから彼女に内緒でよろしくね!とメッセージが来ました。今まで15歳のお祝いパーティや誕生日パーティー、結婚式等に参加する機会はありましたが、ベビーシャワーはなくお誘いを受けた時とても嬉しかったです。パーティ当日までプレゼントは何が良いか、どんな感じなのかと考え、そわそわしていました。すでにベビーシャワーの経験がある他隊員や助産師隊員にアドバイスをもらい、おむつやおしりふき、ベビー石鹸をお店で購入しました。また、女の子が生まれる予定なのでピンク系の服を着て会場である同僚の実家に行きました。

パーティ当日、たくさんの親戚や友人に囲まれ同僚はとても嬉しそうでした。現在妊娠9か月、4月には出産予定です。昨年8月の終わりに同僚たち皆で診療所の芝生を掃除しているときに、実は妊娠しているのと嬉しそうに教えてくれました。そしてそれを聞いた同僚たちと喜び皆でハグをしました。また、彼女といつも一緒にいる同僚が嬉しそうに、まりこ!私たちTia(おばさん)になるよ!!と喜んでいたのも印象的でした。もともとハグの文化があるパラグアイですが、この時のハグの時間は素敵でした。職場にもよると思いますが、日本では自分の仕事に穴が開くから、他の人に迷惑がかかるからと妊娠したことを公表しづらい雰囲気が少なからずあると思います。パラグアイのすべてを知っているわけではないのでパラグアイでもそれがないとは言い切れませんが、公表したときに何よりも妊娠を喜ぶ雰囲気があるのは素敵だなと感じました。日本でもその雰囲気をどうしたら作ることができるのか考える必要があるとも思いました。

帰国まで2か月となった今、私の中での残りの任期での一大イベントは彼女の出産です。母子ともに元気に生まれるのを願うばかりです。何事もなく妊娠期を終え、無事に出産し元気な二人に会えるのをとても楽しみにしています。

それではまた次回、Chao

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