JICA海外協力隊の世界日記

マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ

2)「マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ」とは

Hola! 今回は私のブログ名の「マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ」の意味を紹介します。

このブログ名を読んでどんな風景が思い浮かぶでしょうか。マテ茶はパラグアイ人が大好きなお茶、「とらんきーろ(tranquilo)」はスペイン語で静かな、穏やかなという意味です。上の写真はまさにこのブログの名前通りの風景です。お茶を飲みながらみんなでおしゃべりをしてゆっくりとした時間を過ごしているパラグアイ人を想像しながら、続きを読んでもらえると嬉しいです。

マテ茶はパラグアイを語るうえで欠かせません。主にパラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン等南米を中心に飲まれており、癖がなくおいしいお茶です。温かいお湯で飲むものをマテ茶、氷入りの冷たいお水で飲むものをテレレといいます。(テレレを飲むのは南米の中でもパラグアイだけだとか。)

みんな1-2Lの水が入る大きなテルモ(水筒)、グアンパ(コップ)、ボンビージャ(茶こしつき金属ストロー)を使って飲んでいます。マテ茶・テレレの飲み方は、グアンパの2/3くらい茶葉を入れ、その日の体調や気分に合わせて薬草を追加し、1-2口分のお水・お湯をその都度入れ、ボンビージャでそのまま飲みます。たまに町で下の写真のような薬草売りの人を見かけます。一度意を決して自分のグアンパとボンビージャをもって薬草売りの人のもとへ行ってみましたが、売り子のお姉さんは不思議そうな顔をしながら、ビニール袋に潰した薬草を、グアンパに茶葉を入れ渡してくれました。何か違ったようです……。次はうまくコミュニケーションを取りながら挑戦したいと思います。

また茶葉もノーマルからミントやショウガ、カモミール等のフレーバもあり、茶葉のメーカーによっても味が違うのでいろんな茶葉を試すのもマテ茶の醍醐味です。私のおすすめの茶葉はミント味とショウガ味です。またノーマルの茶葉にオレンジやレモンの葉っぱを添えるのも好きです。ぜひ飲む機会があれば試してみてください。マイ水筒にマイコップ、マイストローで毎日マテ茶を飲む生活はとってもエコでいい文化だと思いながら飲んでいます。

パラグアイ人にとってどんな時でもマテ茶・テレレは欠かせません。朝起きたらまずあったかいマテ茶、出勤時、車を運転しながらまたマテ茶、仕事中にもマテ茶を飲み、気温が上がってきたらそろそろテレレ、帰宅後の家族団らんでも、気温や気分に合わせてマテ茶・テレレを飲みます。

バスの中でも道端でも、大きなテルモをもってマテ茶を飲んでいる人を見かけます。一人でマテ茶やテレレを飲むこともありますが、平日の仕事終わりや休日のゆったりとした時間に、家の前や庭の木陰に椅子をだしておしゃべりをしながらマテ茶やテレレをのむ時間はパラグアイ人が大切にしている時間のようです。

パラグアイ人に何してる時間が好き?と質問すると、マテ茶やテレレをみんなで飲んでる時間が好きと教えてくれます。そんなパラグアイ人の生活に欠かせないこの「マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ」な時間を私もしっかり楽しんでいきたいと思っています。 それでは、また次回、chao!

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