JICA海外協力隊の世界日記

マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ

6) みどりの木の下で

¡Hola!(オラ!スペイン語でこんにちは)

この写真をよーくみてみてください。何か気になる点はありますか?今回はこの写真で私が気になる点について説明します。

私が気になるのは木陰に車、バイクが停めてあることです。私の活動先である診療所にはきれいな芝生が広がっており、ところどころに大小さまざまな木があります。毎朝同僚たちは必ず木陰を探して車、バイクを停め、日が昇ってきて影の場所が変わると必ず新たな木陰に移動させます。

パラグアイ人と過ごしていて日光に敏感だと思うタイミングが多くあります。

パラグアイは亜熱帯地方に位置し日本ほどはっきりとしたものではありませんが四季があります。そして夏には強い日差しが降り注ぎます。パラグアイにはマテ茶、テレレ(冷たいマテ茶)をする文化があり、家の中よりも、外に椅子を出してゆっくりとお茶をする時間が多いです。そしてその延長なのか、お茶がなくても外で団欒する様子をよく見かけます。時に外で住民会議が行われることもあります。そのような時も必ず木陰です。そしてそんな大人たちの行動を見ているからか、子どもたちも日光には気を付けており、小学校低学年の子供たちから「ここは日差しが強い、あっちに移動しよう」という言葉を聞いたときは感心しました。自然が豊かで、緑の下で過ごすことが多いからでしょうか。

日差しの強い中、日陰を探すことは当たり前の行為ではあるのですが、パラグアイ人と過ごし日光に対する行動を見ていると幼い頃からしっかりと教育されていることがうかがえます。そして肌が焼けないよう注意している人も多いです。私の活動内容は住民に対する健康教育です。どうしたら任地の人に響く生活に根付いた健康教育ができるのか、日光に敏感なパラグアイ人を見ながら考えています。

それでは、また次回、Chao!

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