2019/03/14 Thu
アルカージ
薔薇のない花農家
みなさん突然ですが、『薔薇のない花屋』(脚本:野島伸司)というドラマをご存知ですか?
私はドラマが大好きな子どもでした。
小学生の時は「渡る世間は鬼ばかり」にハマったり(笑) 今でも昔みたドラマのシーンをよく思い出し、自分の人生の色々なことと重ね合わせて考えることがあります。
さて、『薔薇のない花屋』は私が高校生の時のドラマでした。香取慎吾演じる繊細な店長が営むその花屋では、薔薇の花は売っていないという設定。ドラマが進んでいく中で、なぜ、彼は店に薔薇を置くことを拒んでいるのかが明かされます。
今回はその部分は置いておいて....
ドラマの中に、こんなセリフがあります。
「花屋をやっている人に悪い人はいない」
前置きが長くなりましたが、
私の配属先である、ここアルカージ日本人会の会長さんは、花を育てて売っている生花農家さんです。
毎日種を蒔き、育てた花をトラックに積み、ブラジリアの街に配達する。出荷しているお花のメインは菊。(菊といっても、私たちがふつうイメージするような黄色や白の大きな菊ではなく、青と黒以外はあるというカラフルで小ぶりなキクの花です。) その他にもひまわり、ユリなど。
花屋さんや高級スーパー、埋葬会社などに届けています。
私はここでの生活で、この会長さん家族に一番お世話になっています。
「花屋をやっている人に悪い人はいない」
会長さん家族と知り合ったとき、この言葉をいちばんはじめに思い出しました。
(つづく)
SHARE