2019/06/12 Wed
文化
婦人会がつくる日本の味
日系社会で驚いてしまうのが、日本の味の再現!
運動会で招待客に配っている、"BENTO"作りの様子をお伝えします☆
お弁当の中身は、手巻き寿司、赤飯おにぎり、から揚げ、漬物...そして、きんぴらごぼうに油揚げ、蒟蒻、干しシイタケにかんぴょうの煮物...と盛りだくさん!
毎年、前日丸一日かけて婦人会の女性陣が準備しているので、私もお手伝い。恥ずかしながら、私はコンニャクの飾り切り(手綱こんにゃく)をこの度、初めて経験いたしました。笑
もう一つ、今回初体験だったのは、日本のお弁当には欠かせない『バラン』作り!
①アルミホイルを四角に切る→②コップの底を使って丸く成形→③周囲を均等にハサミでカット【完成!】
みんなで役割分担、流れ作業で何百個と作りました。
運動会当日の朝、集まった婦人たちで前日作っておいたおかずをパックに詰めて、できあがり!日系社会では特に、台所は女性たちの場所。いつでも黙々と仕事をする彼女たちの姿、尊敬します。
日本人会の人たちは、移民してきた1世の苦労話をよく知っているので、私にも「先生、食べるもの大丈夫?」「ブラジルのもの、口に合わないでしょ?」とよく心配してくれます。
むしろ私はブラジルに来て、日系社会でこんなにも日本食が”継承”されていて、日常に身近な存在であることに驚きました。
皆さん、家でもお箸で豆腐を食べたり、味噌汁を作ったり...
家庭で子どもに『文化』を伝えていくのにも、『食』というのは、とても重要な役割を果たしていると思います。
今まで出会った「うちの孫(子ども)は日本の食べ物が大好きでね~」と嬉しそうに話すおばあちゃんやお母さんの姿が、私の中に印象深く残っています。
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