2019/02/20 Wed
文化
こんなところに金閣寺?!
誰かに「任地のイタペセリカってどんなとこ?」
と聞かれたら、必ず「金閣寺があるよ!」と答えます。
そうなんです。今まで内緒にしてきましたが(笑)、私の任地のイタペセリカ・ダ・セーハ市には【金閣寺】があるのです!本物の金箔こそ使われていませんが、結構しっかりした作りで、大きな池とセットで写真を撮るといかにもさまになる感じです。
日本の多くの皆さんが、この【地球の反対側の金閣寺】のことを知らないかと思います。私も、派遣前に任地について調べていた時に、この金閣寺の存在を知りました。
実は、金閣寺の住職を務められていた1世の大畑天昇さんが、TV番組『世界の村で発見!こんなところに日本人』(2014年放送)で取り上げられているのも見つけ、現地でお会いできるかと楽しみにしていましたが、2017年に97才でお亡くなりになられたということを赴任後に知り、とても寂しい思いをしました。
特筆しておきたいのは、この金閣寺の内部は、お墓だということ。
地下1階から3階まで、ロッカー式の納骨堂になっていて、出入りが可能です。
係りの人に案内して頂き、約70年前に20年間イタペセリカ日本語学校で教鞭を執られていた先生のロッカーを拝見することもできました。
最後に、私は渡伯前に【ブラジルに金閣寺がある!】(それも自分の任地に!)
ということを知り、へえ~!と驚いていたのですが、
なんと、ブラジルに来て、金閣寺はイタペセリカにあるだけではない。という衝撃の?事実がわかりました。
以前、旅行した先のパラナ州クリチバで、なんとPraça do Japão(日本広場)の中に堂々と建てられた金閣寺を発見しました…(写真3枚目)
ただ、こちらの金閣寺は、高層マンションが立ち並ぶ高級住宅街の中にあって、背後にも大きなアパートが。クリチバの日系人の方々の間では、金閣寺に臨むアパートに住むのが夢なんだとか。
そしてもう一つ、クリチバの金閣寺の内部(1階)は日本の小物などを扱う土産屋さんになっています。
「ブラジルの本物の金閣寺はイタペセリカよ!」と一人見えない対抗意識を燃やしてしまう私なのでした。
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