JICA海外協力隊の世界日記

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花といちごのお祭り

9月7日(金)はブラジルの独立記念日(祝日)ということで、3連休を利用してサンパウロ州はAtibaia(アチバイア市)を訪問してきました!

サンパウロ中心から北へ約65km、アチバイアはサンパウロの避暑地(別荘地)として有名で、ブラジルの住みたい街にランクインするなど、とても良い街として知られています。

そんなアチバイアで日系人が始めたという、例年8~9月頃の毎週末に開かれる"Festa de flores e morangos"『花といちごのお祭り』に初参戦してまいりました。

その名の通り、花の展示や植木鉢などの販売、いちごスイーツの出店等で活気に満ちたお祭りでした。

皆さんお目当てのいちごの箱売りコーナーでは、品評と争奪戦…次々に並べられる箱を、良さそうなものが出てきては

「一番上の列、左から2番目の箱!!」

と、頑張って声を出して主張しないと良いものはどんどん売れていってしまいます。

日系人が多く暮らすアチバイアにももちろん、日本人会と日本語学校が存在します。そしてその学校で、私と同様に日本語教師としてJICAの青年ボランティアが1名活動をしています。彼が活動するアチバイア日本語学校もこのお祭りでブースを出し、『しおり』の販売を行っていました。

栞にお客さんの名前を日本語で書いてあげて、1枚3ヘアル(約90円)。

私も筆ペンを使っての名前書きを手伝わせてもらいました。

実は、このように何か小物に日本語で名前を書いて売る、というのは学校の運営費などを集めるためにブラジルの他のボランティアも様々な行事の機会にやっていると聞いていましたが、

地域性や行事の規模、顧客の種類等々の観点から、私の任地では行うこと(やったとしても売ること)が難しいという現状があります。

しかしここはやはりリゾート地・アチバイア、有名で集客力もバツグンな花といちごのお祭り…

私がブースにいる間、この栞は飛ぶように売れていました。

私もブラジルに来る前から耳にはしていたものの、自分の任地の実態からこのような取組を諦めていましたが、

今回アチバイアで、自分が書いた字がこんなにも驚かれ、喜ばれ、そして実際にお金を出して買ってもらえるという貴重な経験ができてとてもうれしかったです。

アチバイア日本語学校の先生、生徒の皆さん、ありがとうございました!

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