JICA海外協力隊の世界日記

Petit à petit(ぷてぃたぷてぃ)ベナン協力隊記

おもちゃの寄付をいただきました!

「世界の笑顔のために」プログラムという制度を通じ、知り合いの方からおもちゃを寄付して頂きました。

1.背景

一からスタートした託児所なのでおもちゃを買うお金がなく、これまではずっと歌や踊りで楽しんでもらっていました。しかし、おもちゃががあれば託児所の魅力が高まり、利用者が増加して託児所の収入が増えると考えました。将来、収入が増えれば、おもちゃだけでなく教材なども自分たちで買うことができるようになると考えて、このプログラムを申請しました。

「世界の笑顔のために」プログラムとは、開発途上国で必要とされている、スポーツ、日本文化、教育、福祉などの関連物品を皆さまからご提供いただき、世界各地で活動中のJICA海外協力隊を通じて、現地の人々へ届けるプログラムです。(JICA海外協力隊ホームページhttps://www.jica.go.jp/volunteer/outline/smile/ より)

2.引き渡しセレモニー

2月20日、寄付品の引き渡しセレモニーを実施しました。託児所を利用するお母さん達、施設を管理する女性組合、漁港を運営する同僚達、JICAや日本大使館のスタッフ、応援に駆けつけてくれた隊員など、沢山の方が参加してくれました。セレモニーでは、女性組合のリーダーや同僚から、物品を寄付してくださった方へのお礼の言葉を頂戴しました。その後は他の隊員と協力して、おもちゃの説明を行ない、一緒に遊んだりしました。

3.それからの託児所

おもちゃが届いてから、託児所は様変わりしました。

  • ・出勤すると子供が走って来て、「早く鍵を開けてよ」と、私の手を引き託児所に連れて行こうとします。
  • ・遊び疲れてお昼寝から起き上がらない位、みんな、おもちゃに夢中になっていると、 保育士さんは笑います。
  • ・おとなしく遊んでくれるので、保育士さんは掃除したり、他の子のトイレを手伝ったりしやすくなりました。
  • ・おもちゃの取り合いによる喧嘩はありますが、一緒に遊んだり譲り合うことも少しずつ覚えてくれています。

遊びを通じて、子供たちの心と体がぐんぐん成長するかなと思うと、将来がとても楽しみです。この場をお借りし、物品を寄付いただいた方へ、深く感謝を申し上げます。そして、このプログラムに尽力してくださったJICA関係者の皆様もありがとうございました。

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