JICA海外協力隊の世界日記

Petit à petit(ぷてぃたぷてぃ)ベナン協力隊記

犠牲祭タバスキ


811日、犠牲祭(イスラム教のお祭)に行ってきました。


ベナンを含む西・中央アフリカでは「タバスキ」と呼ばれますが、正式にはイード・アル=アドハーというそうです。ベナン中北部にあるナガイレ村で活動している先輩隊員を訪ね、お祭を楽しんできました。ナガイレ村のタバスキは次のような感じでした。


まず朝から村中の人が広場に集まり祈りを捧げ、イマームという指導者のお話を聞きます。(実際には、お話を聞かずに挨拶したりお喋りしたりする人が大半を占めていました笑)



子供達は、特別にお小遣いをもらっていてお菓子を買って食べていました。驚いたのは、お菓子を売っているのも、子供達ということでした。お金が無くなると、友達同士で集まって一日中、村を練り歩き、家々で「お菓子をちょーだい」という歌を歌っていました。その様子は、さながらハロウィンの「トリックオアトリート」のようで可愛らしかったです。



一方で、青年や大人達は帰って羊や牛などの解体を始めていきました。牛は屠殺後の血抜きに時間がかかるので、血まみれの牛が道に放置されていました。羊も牛も手際良く解体され、家族や親族、友人に共有されていき、横で見ていただけの私達も肉を戴くことができました。



大量の肉を持ち帰った私達は、それを調理してお返ししたり、先輩がお世話になっている方々へ渡しに行きました。

ナガイレ村のタバスキは、家畜への感謝という意味もあるのでしょうが、円満な御近所付き合いとしての意味合いもあるのかなと感じました。そして、新鮮なお肉はとても美味しかったです。

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