Petit à petit(ぷてぃたぷてぃ)ベナン協力隊記

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古田 拓志
大阪府 ★新規執筆者

タイプ/職種
青年海外協力隊
コミュニティ開発
派遣国
アフリカ
ベナン リトラル県 コトヌー市
一言メッセージ
タイトルは公用語である仏語で、「少しずつ」という意味。小ガニからサメまで食べられる漁港から、西アフリカの生活をPetit à petit、お届けします。

 

故郷帰りのお祭り

2019.10.21

文化


協力隊カレンダーに採用していただきました。(2ページ目の組写真)2020年度のコンセプトは「チャ」...チャレンジやチャンスなど、隊員にとっての「チャ」をテーマにした写真が募集されていました。ベナンの主要な現地語であるフォン語では、チャは、「ともに、一緒に」という意味があります。そこで今回は、ベナン西部の町グランポポで6月に開催されたお祭り「ノビチャ(NONVITCHA)」を紹介します。


ノビチャ、これはどのような意味があるのでしょうか。ノビは、「兄弟姉妹」を意味します。つまり、ノビチャは、「兄弟姉妹いっしょに」という意味です。そしてその名の通り、世界中からグランポポの出身者が帰省し、兄弟姉妹、家族、友人と一緒に過ごすという故郷帰りのお祭りです。1921年から始まり今年で98周年。2021年がちょうど100周年となります。ベナンのお祭りでは、大抵みんなお揃いのパーニュで服を仕立てます。グランポポの同期隊員からは、そのパーニュ(アフリカ布)を使った巾着をプレゼントしてもらいました。


ノビチャでは、大量に魚やお酒が消費されるということから、お祭り前日のコトヌー漁港では、他の地域から魚を仕入れてまで、グランポポからのバイヤーに魚を販売していました。お祭り当日は、ステージで演奏やダンスの催しがあったり、お土産屋さんや企業の宣伝ブースが目抜き通りに設置されていたりしましたが、写真の通り、客席はガラガラでした(笑)。多くの人は砂浜で家族や友人とゆっくり過ごしているようでした。会場には行かずに家で宴会をしている方もおり、偶然出会った知り合いのマダムからビールをいただきました。


海外に住むベナン人も、このお祭りのためだけにわざわざ故郷に戻って来る方も少なくないそうです。家族の絆を大切にするベナン人の文化を知ることができた貴重な経験でした。


ここまで読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!