JICA海外協力隊の世界日記

インドネシア日記~ソロ活動中~

#7 バハサ ジェパン

こんにちは!

今回は私が配属先でおこなっている活動について紹介します。

私は配属先にとって約20年ぶりのボランティアで、またソーシャルワーカーとしては初めての隊員です。

日本人が来ることが珍しいためか、同僚から利用者に対し日本語を教えてあげてほしいとのリクエストが入りました。

日本語はインドネシア語で " bahasa Jepang " と書き、 ” バハサ ジェパン”と読みます。

突如想定していなかった、日本語クラスを開講することとなりました。日本語教師として派遣されている協力隊員に相談し、授業の構成を考えました。まずは簡単な挨拶からです。

私が「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」といった挨拶を紹介した後、続けて利用者全員に発声してもらいます。

次に、「あなたは誰ですか?」「私は~です」を練習。少し文字数が多くなったせいか、一部の利用者は苦戦しています。

しかしペアを組んで練習の時間をとると、覚えたばかりの文章を使って会話しようと頑張ってくれます。

授業後、私とすれ違った際、利用者は日本語で挨拶をしてくれるようになりました。

ある日のこと。支援が終了し、配属先であるリハビリテーションセンターを退所した男性の利用者から私に電話がかかってきました。

その男性は近況を私に語ってくれたあと、「こんにちは」「いち、に、さん、よん・・・」など私が教えた日本語を口にし、次、会えた時にはもっと話せるように自分でも頑張って勉強します!と言ってくれたのです。

私は自分の活動が利用者にとって意味のあるものなのか自信を持てずにいました。しかし、素人である私のなんちゃって日本語クラスが、すでに支援を終了した利用者の頭の片隅に残っていることを知り、胸が熱くなりました。

活動をしていると自分が役に立っているのか不安になることも多くあります。私がおこなうワークに対する利用者の反応を見て、「これは良くなかったなぁ」「次はどうしようかな」と悩むこともしばしばあります。インドネシアにきて半年がたった今でも、反省と挑戦の連続です。

これからも試行錯誤を続けながら、楽しむ気持ちを忘れず、活動していきます!

それではsampai jumpa lagi!(読み方は ”サンパイ ジュンパラギ”  意味は またお会いしましょう" )

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