JICA海外協力隊の世界日記

インドネシア日記~ソロ活動中~

#13 アニメ人気

こんにちは!

今回はインドネシアで人気のポップカルチャーについて紹介します。

ある日のこと。同僚と一緒に屋外で食事をとっていたとき、遠くの方から日本の歌が聞こえてきました。

日本人が歌っているのかなと思い、歌の聞こえる場所に向かってみると、そこにはアニメのコスプレをしたインドネシアの若者が30名ほど集まり、アニメソングを大熱唱していたのです!

ワンピース」や「NARUTO」、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などの主題歌をグループが入れ替わり立ち代わり歌って、大盛り上がりしています。会場は熱気に包まれており、観客も楽しんでいました。また、日本語の歌詞であるにも関わらず、参加者の発音がほとんど完璧であることに舌を巻きました。

気になった私は参加者にこのイベントについて話を聞きました。私の任地であるソロでは「JAPAN HOLIC」という日本文化を楽しもう!というフェスティバルが定期的に開催されているとのことでした。

コスプレの完成度が高いことに驚いた私は、参加者に写真を撮らせてもらいました。

私はアニメに詳しくないため、何のキャラクターなのかはわかりませんが、しっかりとポーズをとってくれています。

インドネシアに来てから、日本のアニメが大人気であることに気づかされます。なぜインドネシアではこんなにも日本のアニメが愛されているのでしょうか。「インドネシアとアニメ」の歴史は1970年代までさかのぼります

1970年代からインドネシアでは日本のアニメのテレビ放送が開始しました。「ドラえもん」は幅広い年齢層から人気を博しました。また、「ワンピース」「NARUTO」「BLEACH」「ちびまる子ちゃん」など、数多くのアニメがテレビで放送されたことで、インドネシア人にとってアニメが近い存在になりました。

現在ではテレビ放送はほとんどされなくなったそうですが、ネットフリックスなどの動画ストリーミングサービスの出現により、最新のアニメについてもすぐに情報をキャッチできる環境にあります。日本で人気の「推しの子」もすでにインドネシアで知られていて大人気です。

また、映画館でも日本のアニメは上映されており、最近では日本でも人気の「スラムダンク」や「名探偵コナン」などが上映されています。

私もインドネシアでのアニメ熱に影響を受け、少しずつアニメをみるようになりました。私の任地ソロにある映画館で、日本のアニメ「すずめの戸締り」を鑑賞したときのこと。内容はもちろんのこと、英語とインドネシア語の字幕が併記されていたので、「日本語のセリフをこのように翻訳しているんだ」と、使われる言葉の違いを楽しみながら鑑賞することができました。

アニメを通して、インドネシアにいても日本を身近に感じられます。

これから休日などの時間があるときにアニメを楽しんでいこうと思います!

それではsampai jumpa lagi!(読み方は ”サンパイ ジュンパラギ”  意味は またお会いしましょう" )

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