JICA海外協力隊の世界日記

Habari Tanzania~タンザニア日記~

#16 職業訓練校の強み

私の活動先の職業訓練校はタンザニア各都市にある学校の中でも大きな学校の一つで、大小合わせて20以上のコースがあります。学生たちは日々勉強や実習に励んでいますが、同時に習得したスキルの実践の場にもなっています。

例えば、
縫製コース→バスの車掌が着る仕事着や学校の学生や先生たちが着る作業着の製造。
配管コース→学内の壊れた上下水道管の工事。
ペイントコース→学校の建物の内外やバスの外装のペイント。
といった具合です。

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↑バスの車掌の仕事着を製造@縫製コース(※この方は職員さん)

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↑バスのペイントをする学生たち@ペイントコース

私の所属する機械コースは外部の様々な工場から「この部品が壊れたから同じものを作ってくれ」という要望がよくきて、学生たちが先生と一緒に機械を動かして加工しています。

また、つい先日は実習場の蛍光灯や壊れたコンセントなどの付け替えを電気計装コースの学生が行ってくれました。結構な割合で蛍光灯の寿命がきていて、曇りの日や夕方になると暗くて作業の妨げになっていましたが、なんと総入れ替えしてもらえました。急にこんなことができるこの予算はどこから、、?とは思いますが、とても嬉しいだけで何も文句はありません。

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↑蛍光灯を交換してもらいました

これまでは学生たちも時に携帯のライトで照らして機械加工をしていましたが、これで(それでもまだ暗いですが)ストレス少なめで実習ができるようになります。

こうやって、学校内の仕事を外部に頼まずに自分たちで完結でき、かつ学生たちのスキル向上につながるのは職業訓練校ならではで、とても良いなと思いました。

ではまた次回。

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