JICA海外協力隊の世界日記

Habari Tanzania~タンザニア日記~

#5 ダラダラ

ダラダラ(Daladala)はスワヒリ語で、街中を走る乗り合いバスのことを指します。

意外かもしれませんが、タンザニアでは日本の中古車がたくさん走っています。肌感としては8割~9割くらいでしょうか。ダラダラも例にもれず、日本の中古のマイクロバスが主に使われています。

中には日本で走っていた時の外観が残してあるバスもあり、日本語を見てどこか少し懐かしい気持ちになります。よく見るのは、幼稚園や旅館、高校の部活動、介護施設などの送迎バスです。

高校の部活動のバス(モザイク).png

↑高校の部活動のバス

#5_保育園.jpg

↑保育園のバス

乗り方ですが、バスの正面に始点/終点が表記してあり、またカラーリングでもある程度エリアを識別できるようになっています。時刻表のようなものはなく、始発のバス停で座先がある程度埋まってきたら出発します。10~20分ほど待てば、大抵乗りたいバスがやってきます。

中には必ず車掌さんがいて、料金を回収しています。料金は距離にもよりますが約600タンザニアシリング(35円程度)と、とても安いです。バス停で乗り降りするのは日本と同じですが、時にはバス停でなくても乗せてくれたり、降ろしてくれたりします。そんなゆるさもタンザニアの好きなところの1つです。

#5_中の様子.jpg

↑バスの中(天井に手すりがつけられています)

ちなみにダルエスサラームはタンザニア最大の都市なので、朝夕の通学・通勤時の込み具合は日本の大都市に負けていません。発着点ではバスがついた瞬間にわれ先にと、(降りる人を待たずに)座席の確保をめぐる争いが繰り広げられます。僕は圧倒されて側から見たことしかないのですが、いつかそのバトルに参加してみたいと思います。

ではまた次回。

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