JICA海外協力隊の世界日記

Habari Tanzania~タンザニア日記~

#8 蚊取り線香

タンザニアを含め多くのアフリカの国ではまだマラリアが流行しているため、屋内外で蚊の対策が必要です。私の住むダルエスサラームも年中暑い地域で季節を問わず蚊がいるため、家でも蚊帳や蚊取り線香などの対策をしています。

スーパーに行けば様々な蚊の対策用品が売られています。日本で売っているような電気式で薬品を気化させるものもあり便利なのですが、特に停電の多い時期になると使い物にならず、結局蚊取り線香に落ち着きました。
蚊取り線香はタンザニアの現地メーカー製(日本の大手化学メーカーがライセンス供与)や、東南アジアで製造された別の日本メーカーの製品なども販売されています。

ただ、品質はまだ日本で買うものには少し及ばず。
上の写真のように2巻が重なっているものを一つずつ取り外さないといけないのですが、微妙にくっついていて、(器用ではない私は) 取り外す時に折ってしまうことがよくありました。日本で買う製品だと(もう長らく買っていないですが)なんのストレスもなく、スルッと外れてたような記憶があるのですが。

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↑付属のスタンドで使用した場合

商品に付属されている線香置きは、上の写真のように中心の穴に差し込むスタンドタイプなので、折れるとその分を使うことができなくなります。日本でよく使われるような蚊取り線香置きがあるといいなーと色々探してみましたが、そんな痒いところに手が届くような商品はなかなか見つからず。そんな時、ふらっと立ち寄った中華スーパーで(少し手作り感のある)蚊取り線香置きを発見しました!!
個人的にタンザニアで買えて嬉しかったものベスト3に入っています。

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↑中華スーパーで発見した線香置き

中華スーパーには、日頃から調味料や食料品、野菜、日用品などなど、助けてもらうことがよくあります。今回も中華スーパーのおかげでストレスなく蚊取り線香を使うことができました。

という、とても小さなことに一喜一憂した話でした。

余談ですが、「家で蚊帳を使っている」という話をすると祖母が懐かしがっていました。さらに時代をさかのぼると、戦前は日本でもマラリアが流行していたそうです。
いつの日かこの国でもマラリアが撲滅される日が来るといいなと思います。

ではまた次回。

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