JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

NEAの知名度を高める活動例

NEAの知名度、まだまだ国民の間に普及していません。特に、近年カンボジアに進出してきた日系企業の間にNEAの名前は知られておりません。その原因は、公共雇用サービス機関の存在さえ知らない、その必要性もないと思い違いをしているところにあります。言語の問題も大きい。クメール語(カンボジアの公用語)だけでなく、英語も苦手だという日本人が多い。日本語が使える日系の人材会社は身近な存在なのです。

さて、私の活動の一環で、日系企業へのNEAの知名度とサービスを普及させることがあります。2015年7月に業務を開始して以来、知名度アップにつながる活動例をご紹介します。その1)、カンボジア日本人商工会が毎月発行する機関誌に、NEAが提供できるサービス内容を日本語で紹介。その2)、カンボジアの日本人社会に向けたフリー雑誌「プノン」にNEAのディレクターであるホン・チユン氏のインタビュー記事を掲載していただいた。その3)、カンボジア進出ガイドブック

「パートナーズ」誌に、NEAのディレクター、ホン・チユン氏のインタビュー記事を掲載。その4)、ODAプレスツアー、JICAと在カンボジア日本大使館が共同で行う地元メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等)を招待した日本のODA活動現場の紹介先の一つにNEAが選ばれた。その5)、月刊日本語新聞「NEO」に、

NEAのディレクター、ホン・チユン氏のインタビュー記事を掲載。その6)、日系協訪問は毎週1回、ときどき2回、プノンペン経済特区と市内にある日系企業を訪問し、NEAサービス内容の紹介を定期的に続けています。現在まで、45社の訪問を終えました。

NEAのサービスを利用し、満足してもらった企業が口コミで他社にNEAを紹介してもらい、少しずつ知名度が広まるよう地道な活動を今後も続けていきたい。

静かな町、カンポット

出張で2回この町を訪れた。訪れる場所によって、町は別の顔を見せる。出張で訪れたジョブセンター(日本のハローワークに近い機関)があるのは、職業訓練校の敷地内である。メインストリートから1本奥の道にあり、学生が行き来し、小さな露天の店が立ち並ぶ、カンボジア社会の中にいると実感できる。

3回目は、観光で訪れた。カンポン湾川沿いにある一角は、別世界であった。旧フランス植民地時代の建物が多く残され、改装されたおしゃれなカフェ、レストラン、バーが立ち並ぶ。多くの経営者は、欧米系外国人である。客も多くが欧米系である。しかし、プノンペンのリバーサイドに立ち並ぶ、カフェ、バー、レストランとは様相が異なる。車や人が多く行き交う喧騒のリバーサイドとは違う。ゆったりと流れる川辺に作られた遊歩道を歩く人は少なく、交通量もない。時間の流れもゆっくりである。川沿いの道から1本奥に入れば、植民地時代の建物が黒ずんだ色で放置されたままである。その中には、古い劇場も当時のままの姿、しかし外見は薄汚れた色で立っている。昔、市場であった大きな建物は当時のまま残されているが、外側だけが改築され、観光客用の小さな店が立ち並んでいた。しかし、バックパッカーの若者が多いので、カフェやレストランには入るが、土産物屋は閑散としていた。にぎやかで活気があるとは言えないが、寂れた雰囲気もない。のんびりと過ごすにはよい町である。

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