JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

ODA プレスツアー

ODA プレスツアー

JICAカンボジア事務所は在カンボジア日本大使館と共同で、地元メディアに日本が実施しているODA 事業を視察してもらい、メディアを通して広くカンボジア国民に日本の支援を知ってもらうことを目的とした「ODAプレスツアー」を毎年、1回行ってきた。

2月29日、午後、メディア一行を乗せたバスがNEAに来た。テレビ局が5局、ラジオ局が1局、新聞・雑誌社が5社のレポーターたちが次々をバスから降り、早速カメラを回して、NEAの建物を映し始めた。しばらくたってから、私のカウンターパートであるモリカさんが、一行を2Fのミーティングルームに案内した。室内にはすでに、NEA幹部が揃っていた。予定では、お互いの挨拶から始まるのだが、ディレクターがNEA業務内容について話し始めた。えっ!と驚いたが、すでに遅し。それでも、私が話す時間ぎりぎりに終わってくれたので、ほっとした。

私は、NEAでのこれまでの活動についてメディア一行に説明した。私の大きな活動の柱である1)ジョブセンタースタッフへの教育、2)ジョブセンター運営改善、3)日系企業との連携強化について簡潔に説明を行った。質疑応答後、NEAが持つ

TVスタジオ見学、ジョブセンター内部の見学をしてもらって、予定時間を過ぎたが、満足して帰ってもらった。初めてこれだけ多くのメディアが集まり、NEAの知名度を上げる一歩になったと思う。

カニの町ケップ

カンポット、プノンペンの南に位置し、タイ湾に近い町に1泊し、今日は、日帰りでケップに出かけた。ミニバスに乗り30分、フランス植民地時代の避暑地であったケップに着く。目的は、カニを食べること。ケップと言えばカニ、カニと言えばケップと言われるほど有名である。10年前はそれほど観光客に知られていなかった小さな田舎町であったが、道路状況がよくなったせいで誰でも簡単に行けるようになった。まず、バス停からトゥクトゥクに乗り、「カニ市場」と呼ばれる場所へ行く。しかし、露天の店で焼いてあるのは、イカ、魚類が多い。ところどころに焼いたエビの串刺しが置いてあった。私たちは、海岸沿いに立てられたレストランのひとつに入る。すでに、海に近い窓側の席はお客が座り、のんびりと海風に当たっている。私たちは、ひとつ海側の席から中には行ったテーブルに座り、お目当てのカニ、エビ、イカを注文する。カニは、一皿3匹で7.9ドル。少々、お高い。最近は、乱獲で、漁獲量が減少しているという。高級レストランは、カニ料理から魚料理へのメニュー変更を考えざるをえないらしい。二人で3匹は食べたりないので、もう一皿追加する。それほど大きいカニではないので、はさみのある足の部分しか身はついてなく、甲羅部分にあるわずかなカニ味噌と白身を食べた。それでも、海風にあたりながら、ゆっくりと海鮮料理を堪能することができた。

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