JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

高校生意識調査

カンボジア人高校生に、「将来の職業」についての意識調査を行った。183名(男子86名、女子97名)の高校生に5つの質問をした。1)将来、なりたい職業はなに。2)理数科教科に興味がありますか。3)一番勉強したい教科はなに。4)将来、技術者かエンジニアになりたいですか。5)趣味はなに。なりたい職業第1位は、技術者かエンジニア、第2位は医者。75%の高校生は理数科教科に興味があると答えた。勉強したい教科第1位は、数学。第2位は、クメール語。しかし、将来、技術者かエンジニアになりたいですかの質問には、40%の高校生しかYESと回答しなかった。大学も文系コースに入学する傾向が強く、理系の大学、と言っても国立大学は1つしかない。理数科教科に興味があると答えた学生が80%弱いることを考えると、理系の大学がもっと必要になるし、魅力的な大学が求められる。私の業務関連から考えれば、今後労働市場が拡大し、さまざまな職種が生まれる中で、技術者やエンジニアを必要とする企業が増加すると予想される。企業が求める技術系人材の供給源としてNEAが果たす役割もますます重要になってくる。

将来の夢@バット・トゥック高校

暑い日ざしが照りつける中、ジョブセンターのスタッフと一緒に、高校訪問に出かけました。目的は、高校生対象のキャリアガイダンスを提供すること。持参した能力適正チェックガイドブックを配り、書かれた質問に答えることで、自分の適性がどの分野にあるかを調べます。最初のクラスは、11年生45名。2時間かかると言うので、その前に、「将来どんな職業につきたいですか」という質問を投げかけた。最初に手を上げた女子は建築家になりたいと答えた。それ以外の女子では、弁護士、ビジネスウーマン、薬剤師、教師。男子では、政治家、心臓外科医、歯医者、IT技術者、面白かったのは、元気に立ち上がり「キックボクサー」になりたいと答えてくれた男子。

10年生クラス40名。このクラスも最初に手を上げたのは女子、彼女の夢は、宣教師か校長。その他の女子では、客室乗務員、教師、看護師、女優。男子では、医者、ITデザイナー、海洋生物学者、弁護士、ビジネスマン。

それぞれのクラスで10名ずつに答えてもらった。職種に広がりがないのは、まだまだカンボジア社会が発展途上であるからでしょう。

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