JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

キャリアフェアブース販売中

今年は、11月5日(土)、6日(日)の2日間、プノンペン市内、ダイヤモンドアイランドでキャリアフェアが開催される。第6回目の今年は、ブースの数を増やし、より多くの企業参加を求めています。そのため、日系企業担当の私は、6月初旬、57社に参加を呼びかけるメールを発送。先週からは、直接企業を訪問し、ブース購入をお願いして回っています。ただ、私が使えるNEAの車は木曜日、金曜日の2日間だけです。1,2週間前からコンタクトを取り、訪問日を決めなければなりません。先週は、金曜日に3社回りました。A社は、日本人とカンボジア人の女性人事担当者が応対してくれました。反応は、いまひとつ。11月時点での人材募集の見通しが立たず、ブース購入のメリットがないとの答えでした。次のB社は、

すでに、ブース購入を決めていたので、キャリアフェア出展のメリットを説明し、30分ほどで訪問は終わった。最後のC社に行くとき、問題が発生。外の炎天下に停めてあった車のバッテリーが上がってしまった。同行のスタッフとガードマンが後ろから押してエンジンをかけようとしたが、駄目。約束の時間が過ぎてしまい、急いで、先方に電話し、事情を説明し、面会時間を40分遅らせてもらう。ジャンピングケーブルを持っている車を見つけ、とりあえずエンジンをかけることができた。C社の反応は、やはり出展のメリットがあるかどうかという点であった。新規の店を出す日程が11月以後の3ヶ月後と決まれば、出展するとの返事をもらった。

出展のメリットとして、企業イメージアップが見込まれると説明しても、最優先は人材確保にあり、タイミングがあえば出展するし、そうでなければ見合わせるという反応であった。それでも、日系企業の参加はブースの販売を始めた1週間で3社。これは、昨年度の日系企業参加社数と同数である。まだまだ時間があるので、企業訪問を重ね、日系企業参加社数を増やしていきたい。

カニの町ケップ再訪

週末を利用し、久しぶりにケップに出かけた。お目当てはもちろんカニ。プノンペンからコンポットまでバスで3時間かかる。朝8時に出発、着いたのが11時過ぎ。

小さな旅行会社でケップ行きのバスチケットを買う。午後3時半出発である。時間があるので、リバーサイトにある木造のしゃれたレストランで昼食をとる。川風にあたりながら、のんびりと食事をする。それでもまだ時間が余る。手荷物を持ちながら、川岸を歩いていると、またまたおしゃれな店を見つける。つい最近オープンしたばかりのお店である。オーナーはオーストラリア人だそうだ。オーナーの好みであろう音楽はジャズが流れている。昔は、船着場ではなかったかと想像した。天井の高い大きな広い空間を上手にレイアウトしてある。ステージがあり、週末は、オーナーがピアノでジャズを演奏するという。建物の一部川にせり出し、川風が心地よい。まだまだ、お客が来ないので、スタッフは手持ち無沙汰風である。時々、声をかけてくる。3時になったので、旅行会社に戻って、バスを待つ。しかし、そのバスが来ない。事情を聞くと、そのバスはプノンペンから来るのだという。渋滞に巻き込まれ、何時になるか分からないと申しわけなさそうにするでなく、事務的に答える。時計を見ると4時になっている。切符をキャンセルし、トゥクトゥクに乗りケップに行く。

ケップでは、行ったことがない場所を選んで出かけてみた。高級リゾートホテルが所有する海辺に建てたブルーの木造レストラン。写真で見るより寂れた雰囲気、シーズンオフのせいか人気がないので一層静かなたたずまいである。夕食にカニを注文したが、今は小さいカニしか採れず、出せないという。仕方なく、エビ、イカ、魚料理を注文した。

カニ市場に建ち並ぶレストランの中で、雰囲気のよさそうな店を選んで入った。どの店も海にせり出しているので、より身近に潮騒の音を聞くことができたし、立った1軒しかないマッサージ屋もあまり期待しないで入ったが、安い値段の割りにしっかりとマッサージをしてくれたのが心地よかった。旅行に出ると、思いがけない良いこと、悪いことに遭遇する。旅行とはそんなものかもしれない。

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