JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

プノンペン経済特区

先週、久しぶりに経済特区を訪れました。ある日系企業の人事担当者が会社を辞め、新しい担当者に変わってという話を聞き、挨拶に出かけました。そのとき、偶然にもタイ本社から出向で来ている日本人マネージャーに会うことができ、いろいろ話を聞くことができました。彼は、NEAのことは知っているとのことでしたので、11月に開催されるキャリアフェアについて説明をしました。昨年参加してくれた企業でしたので、今年も期待していたのですが残念ながら、今年は参加しませんとはっきり断られました。そのあとは、雑談という形式で、NEAに対する要望を聞くことができました。『日系企業全般にですが』と前置きを言いつつ、『私たちは、工場労働者に要求する4つの基準があります。読み、書き、計算、それも小学校3年生レベルで十分ですができること、それと本物の身分証明書を持っていること。NEAに人材確保をお願いする場合、少なくともこの4つの基準を満たす工場労働者を見つけてほしいのです。ただ、プノンペン周辺の村に行き、工場労働者候補を集め、私たちに紹介されても、一人ひとりこの4つの基準を満たしているかチェックするのは時間がかかりすぎます。NEAが公共サービス機関であるなら、企業の要望する人材を集めて、紹介してもらえば、私たちの手間が省けます。そうしたサービスをすることで、NEA機関の業務内容が改善されていくのではないでしょうか』という意見を聞くことができました。NEAが公共雇用サービス機関であるなら、顧客である企業の立場に立って、業務活動をしなければいけないと思いました。NEAも企業に対して言いたいことがあるように見受けられます。必要なのは、密なコミュニケーションが取れる環境を作ることだと痛感しました。

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