JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

夫婦の愉しみ

今回は、活動の話を離れ、私たちの楽しみについてお話をします。プノンペンでの生活に慣れてきても、やはり小旅行には出かけたいものです。日常生活とは異なる空間を味わいたくなると、シハヌークビル、ケップ、カンポットの町までバスで出かけます。少し遠いのですが、バスで6時間行くシハヌークビルは楽しみの場所です。2004年からの2年間、その当時は小旅行に出かける場所と言えば、シハヌークビルしかありませんでした。現在は様変わりしてしまい、数多くの海の家が建ち並び、のどかという雰囲気がなくなっていました。しかし、その当時の面影を残すビーチを偶然に見つけ、そのそばにあるゲストハウスが気に入り、定宿として使うようになりました。ドイツ人夫婦が経営し、バンガロータイプのゲストハウスです。数年前に観光客としてシハヌークビルを訪れ、たちまち気に入り、最初は、小さな長屋タイプのゲストハウスから始めたそうです。今は、バンガローを建て増し、手入れの行き届いた中庭には、南国特有の鮮やかな花木を植えてあります。清潔好きな夫婦で、ごみひとつ落ちていません。ビーチも毎朝早く、スタッフが掃除をしています。すがすがしい気持ちで一日が始まります。訪れる人も少なく、のんびりとした時間が過ぎていきます。

カンポットにも私たちの定宿があります。川沿いにある小さな木造のホテルです。緑の木々に覆いかぶされるかのように見えます。このホテルのオーナーは少し年配のイギリス人夫婦です。あまり目立たず、すべてカンボジア人スタッフに任せているような感じがします。2階にあるレストランテラスから川面を眺め、その緩やかな流れを見ていると、心が落ち着きます。

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