JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

お、お!!と驚いたこと

パート1:手際のよさ(活動編)

初出勤日の出来事。オフィスに案内され荷物を置いた後、出勤した時に必ず押してくださいとジョブセンター正面入り口の左側に備え付けられている指紋認証式のタイムレコーダーの所まで案内された。さっそく、人差し指の指紋認証を済ませた。他の公共機関でも同じことをしているのかと尋ねると、正確には分かりませんが、少ないと思います、とスタッフが答える。オフィスに戻り、荷物の整理をしていると、カウンターパートの一人である女性スタッフがやって来た。何かほかに必要なものはありますかと尋ねるので、業務上すぐに必要になる名刺を作りたいと言うと、今週の金曜日までに作りますと言った。実際、5日後の金曜日に出来上がった名刺を持って来てくれたのには驚いた。名刺のことを切りだす前に、彼女から今日から3日間のオリエンテーションスケジュールを渡された。すでに、私の活動は始まっていたようです。3日間で、4つの部署とジョブセンターの各責任者とスタッフによるパワーポイントを使った業務説明を受けた。この手際のよさにまたまた驚く。オリエンテーション中によく聞かされた言葉が、『私たちNEA(*)の職員は、NEAカルチャーを作っているのです』。他の公共機関とは異なる私たち独自の労働文化を作りたいという思いがこの手際の良さを生み出していることに気づく。

(*)NEANational Employment Agency(国家雇用機構)の略称

パート2:ニューカフェ文化(生活編)

10年前、カフェは本当に少なかった。それでも、フランス統治時代の影響でしょうかお洒落なカフェはありました。でも、お客は外国人ばかり。価格が高く設定されていただけでなく、その当時のカンボジア人の若者の生活状況を考えると近寄りがたい雰囲気を醸し出していたのも事実でした。現在、市内にはお洒落なカフェが数多く増えました。マレーシア資本、イギリス資本、ラオス資本、韓国資本、日本資本のカファが進出し、ついに去年の12月にはプノンペン国際空港にアメリカ資本カフェ、スターバックスが出店しました。近々にプノンペン市内に2号店がオープンする予定。それでも、一番成功しているカフェはブラウンというカフェ、市内にいくつも支店を持ち、お客の70%がカンボジアの若者たちという人気のカフェです。店内はお洒落なデザインが施され、ゆったりと座れるソファとテーブル、ストール椅子とテーブル、木の椅子とテーブル等々、お客の用途に応じている。驚くことは、現在29歳のカンボジア人が2009年に共同経営者の一人として起業したこと。カンボジアに必要なサクセスストーリー該当者である。それにしても若い経営者です。これが若者を引きつける要因なのでしょうか。それとも、生活経済水準が上がり、カフェを楽しむ余裕が出てきたということでしょうか。

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