JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

メディアの効果

カンボジア国内でビジネスを展開する日系企業に対するアプローチのひとつとして日系メディアを活用してきた。現在、日本語を媒体とする4つのメディアがカンボジアの首都プノンペンに存在する。機会あるごとに、NEAに関する記事を掲載してもらってきた。しかし、残念なことにNEAに関する記事は単発で終わってしまう。

翌月になれば、読者はNEAの記事を目にすることはない。偶然に近い確率であるから、コンタクトを取ってくる企業はほとんどない。だからと言って、悲観しているわけではない。どんなに確率が低くても、何もしないでいるよりチャンスはあると信じている。

活動を始めた当初に、それぞれの日系メディアに連絡し、NEAの知名度を上げたいので、記事を書いてくださいとお願いした。日系メディアのひとつに、月刊新聞がある。活動を始めて10ヶ月が経ったある日、その新聞の編集人から連絡が入る。NEAのディレクターをインタビューし、それを記事にしたいと言う。日程を設定し、当日、編集人を含む3人の方がNEAに来た。インタビューが終わり、『この記事は4月号に掲載されます。つきましては、この記事は単発で終わりますが、NEAの知名度を上げたいのであれば、1ページの四分の一を無料で差し上げますので、毎月記事を書いたらどうでしょう』、と嬉しい申し出があった。毎月、NEAの記事が掲載されるのであれば、それだけチャンスが増えるので、引き受けた。

それ以来、毎月テーマを決め、NEAサービスに関する記事を書き続けてきた。継続の力でしょうか、NEAの記事を読みました、という問い合わせが4件ありました。小さな反響ですが、継続して書き続けた効果です。

企業訪問を続け、直接お話をし、求人の要請を受け、候補者を提供することで、NEAの評判が上がり、口コミで他の企業から連絡がくる事も増えました。

どちらのアプローチも重要ですが、やはり継続は力なりを実感する今日この頃です。

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