JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

カウンターパートミーティング

赴任して7ヶ月が過ぎようとしている。この間、欠かさず行ってきたのが、カウンターパートミーティングです。毎週月曜日の午前中9時から1時間程度、4名のカウンターパートと私の5名で話し合いを続けてきました。主な議題は、先週の活動報告と今週の活動予定についてである。私の活動報告と予定が中心になってしまいますが、時々、カウンターパートからの提案でワークショップを行います。

先日、「どうしたら、企業側と緊密な関係を持ち続けられるのか」というテーマで、ワークショップを行いました。各自思い浮かぶアイデアを書いてもらい、発表するというスタイルです。発表後の正直な感想は、まだまだ面白いアイデアが出てくるまでに時間がかかりそうだなということ。ひとつは、自由に自分の意見を述べる場や機会がないこと。上司あるいは年齢の高い人の意見を聞くだけの姿勢が身についてしまっていること。文化的な背景があるのだろうか。

私が求めるミーティングスタイルは、自由で、活発な議論の交換ができること。時間はかかるが、そんな環境が作り出せればと思う。

アンコールワット遺跡群を持つ町、シェムリアップ

カンボジア観光といえば、アンコールワット。行ってみたい世界遺産観光地ランキングでは、ペルーのマチユピチユと第1位を争っている。10年ぶりのアンコールワット。驚いたことがいくつかある。入場ゲートで、顔写真を取られ、顔写真入りの入場券を受け取ったこと。アンコールワットに入り、第3回廊の石段を登ろうとしたとき、る場所が決められていて、急勾配の石段の上には木の階段で覆われ、手すりにつかまって、意外と簡単に登れたこと。遺跡保護の観点からの設置策なのでしょうが、10年前の、どこかのんびりした、おおらかな環境の中で訪れたアンコールワットと違った環境に多少の戸惑いがあった。今は、遺跡保護の行政が前面に出ており、観光と遺跡保護のバランスのとり方の難しさを感じた。

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