2023/03/31 Fri
人 文化 活動
原爆展&日本文化紹介イベント開催!!
¡Buenos dias!(ブエノスディアス! おはようございます!)
3月6日、3月7日の2日間で「原爆展&日本文化紹介イベント」を開催しました!!
私自身が広島出身ということもあり、パラグアイに来た当初からJICAパラグアイ事務所の調整員の方に相談し、そして同じ協力隊の同僚達など様々な方に協力をしてもらいながら、ようやく実施することができました。ご協力下さった全ての皆様本当にありがとうございました。
当初は、原爆展のみを個人的に実施する予定でしたが、協力隊の同僚達が色々手伝ってくれるということで、それぞれの任地からオンラインで繋ぎ、話合いをしてきました。具体的な話合いを始めたのが、2022年10月からで、実施が2023年3月なので、約半年間付き合っていただきました。
話合いの末、原爆展と日本文化紹介を行うことになり、日本文化紹介では、浴衣・折紙・書道・おもちゃコーナーを設置することになりました。
準備にあたっては、配属先大学の学部に協力をお願いし、イベントホールの使用や会場設営、学生ボランティアへの呼びかけ、広告等について協力してもらいました。協力隊の同僚達とは、一緒に折鶴や会場の看板等の作成をしたり、それ以外にもオンラインでの話合いを通して、広告ポスターのデザインやリーフレット作成、会場の導線を考えたりと様々な準備をしてきました。
そしてようやく3月に国立アスンシオン大学の学部構内にあるイベントホールで開催に至ることができました!!
イベントの実施は、国立アスンシオン大学の学生ボランティアと協力隊員で行いました。学生ボランティアの方も積極的に仕事を手伝ってくれ、各コーナーで大きな助けとなりました。イベント前は、ちゃんと人が来てくれるのか不安でしょうがなかったですが、2日間で247名(重複あり)の来場があり、原爆展のアンケートも174枚集まりました。何人くるか予測が難しかったのですが、人がほとんど途切れること無く来場してくれました。
原爆展では、原爆による被害とその後の復興に焦点を当て、「ポスター」「動画」「広島復興に関する冊子」「現在の広島・長崎の写真」の展示・上映等をしました。来場者には、アンケートをお願いすると共に、広島・長崎の復興に関するリーフレットと折鶴のプレゼントをしました。また、来場者に平和について考えてもらい、そしてお互いがどう考えているか見ることできるように「あなたにとって平和とは何ですか?」という寄せ書きコーナーも設置しました。
来場者の方からは、「原爆が起こした被害にとても衝撃を受けた」「被爆者の証言の部分がとても悲しかった」「初めて原爆に関することに触れ、とても興味深かった。特に戦後にどう復興したかはとても印象的だった」等という感想をいただきました。
来場者の方々が真剣にポスターを見て友人達と話したりしている姿がとても印象的でした。我々スタッフの方に歩いてきて「どうしてこの戦争は始まったのか?」「まだ放射能は残っているのか?」といった質問が来ることもありました。
また、日本文化紹介では、各コーナーに2人ずつ協力隊員に入ってもらい、来場者に対応してもらいました。どのコーナーでも楽しそうに日本文化を体験している姿が見れました。
浴衣コーナーでは、パラグアイの日本人会から浴衣と法被をお借りし、着付けをさせてもらいました。写真を友人と取り合ったり、扇子も持ってポージングをしたりしている様子がとても印象的でした。
おもちゃコーナーでは、協力隊員がそれぞれが持っている日本のおもちゃ等の様々なものを持ち寄り、展示と体験ができるようにしました。けん玉やだるま落としにチャレンジしたり、箸を使って何かを掴んでみたりと楽しそうに遊んでいました。
折紙コーナーでは、折紙の作品展示と折紙体験ができるようにしました。また、事前に折鶴をたくさん折り、天井から吊るす飾り付けもしました。パラグアイの方にとってはおそらく初めての折紙だと思いますが、とてもキレイに折っていました。
書道コーナーでは、日本人学校の生徒の方の作品展示と書道体験をできるようにしました。墨を擦るところから、実際に漢字やカタカナで書くところまでしていました。知らない日本の字を書くことは難しそうに見えましたが、書いた後は友人と見せ合ったりして、とても楽しそうにしていました。
準備に約半年間、実施は2日間と終わってみればあっという間でした。準備は大変でしたが、来場者の方が真剣に原爆展のポスターを見たり日本文化を楽しそうに体験したりしている姿や、協力隊の同僚達が大変そうながらも楽しそうに対応している姿を見て、「やってよかったな」と感じました。
それではまた! ¡Hasta luego!(アスタルエゴ!)
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