2019/05/27 Mon
活動
国際土木工学会議への参加
5月8日に、配属先から車で1時間のトゥンハ市にあるサントトマス大学で開催された国際土木工学会議で発表する機会がありました。この会議は今年で7回目で、スペイン語圏のコロンビア、ペルー、アルゼンチン、メキシコ、スペイン、他地域ではブラジルからの大学教授や関係政府省庁の専門家の発表に交じり、日本から私も発表させていただきました。
発表は①建築構造・素材、②水環境、③道路・輸送、④建設プロジェクト管理、の4分野に関するもので、私は②の分野で「鉱山からの廃水処理プロセス」と題して、配属先で行っている仕事に関しベースとなる日本の鉱山の廃水処理技術を紹介し、それをどのようにSENAの鉱山に応用するか、実験室での検討から本プラント運転までの各段階をスケジュールを含めて説明しました。
550人収容できる会場には5~6割ほど聴衆が入っており、完全アウエーの中、登壇前は緊張でどうなることかと心配でした。しかし、発表の冒頭に「こんにちは、半田です。」と日本語で挨拶した後、スペイン語で「スペイン語での発表は初めてなのでとても緊張している」と正直に話したところ何故か落ち着くことができました。
発表準備としては、パワーポイントでスライドを作る ⇒ 日本語でスライドの原稿を作成する ⇒ 自分でスペイン語に翻訳したものをインターネットの翻訳ソフトで修正する ⇒ 職場の同僚にチェックしてもらう ⇒ 事前発表練習で最終修正する、という手順をとりました。
原稿を読みながらでしたが15分の発表はあっという間に終わり、1,2か所言葉に詰まったところがあったので自己採点で90点ですが、準備をしっかりしておけばスペイン語での発表も何とかなるものだと自信がついた一日でした。
日本人の発表が珍しいのか、発表の後学生たちにインタビューを受けたり、一緒に写真を撮ったりと面白い経験ができました。
以上、今回は国際土木工学会での発表についてのご紹介でした。
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