JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア 新発見!

日本語のレッスン開始

 SENAに赴任した当初から日本語を教えてほしい、とたくさんの人から言われており、同じ部署のメンバーや仲の良い人たちには挨拶や簡単な単語は教えていました。どのように教えたらいいか、日本語教育の他国のボランティア仲間にも相談し、教材も紹介してもらいましたが、もっと気軽に日常会話が学べるようなものはないかとずっと思っていました。新しい訓練生が入ってくるのに合わせ、図書室と相談し3月から木曜日午後にレッスンを始めてみることにしました。

 教材はインターネットで、NHK WORLD-JAPANの『やさしい日本語:Hablemos en japonés』を使うことにしました。この教材のよいところは、一つのストーリーで一つのフレーズを学べることです。10分の間にメインのストーリーと、それに関してのネイティブのスペイン語の解説がありますので、私のつたない説明よりもよく理解してもらえます。初回のレッスンは場所の尋ね方で、『〇〇はどこですか』というキーフレーズを学び、応用として、『駅はどこですか』、『コンビニはどこですか』という練習の後、日本に関する質問について回答、約45分間のレッスンが終了となりました。この教材は日本語の音声、日本の文字や習慣などの周辺情報も満載ですので、興味があれば一人でも学べるようになっています。

 レッスン開始については図書室に掲示をしただけで、何も宣伝をしなかったので何人来てくれるか予想がつかなかったのですが、5名の参加がありました。図書室のスペースの関係上、このくらいがちょうどいいかなと思っています。私の任期終了の6月以降も継続してもらえるように、また、日本のことに興味をもってもらうように、できるだけ準備をしてやっていこうと思っています。

なお、『やさしい日本語』はスペイン語だけでなく、18か国語で48フレーズを学べるようになっているので、スペイン語圏以外の方にも活用できるのではないでしょうか。

今回は日本語のレッスンを開始した、についてでした。

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