JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア 新発見!

不思議な植物 老人のあごひげ

 コロンビアのあちこちで写真のような変わった形の植物を見かけます。知人が『barba del viejo = 老人のあごひげ』という名前だと教えてくれました。確かに長いあごひげのように見えます。灰色の糸がからみあったようなかたまりが樹木から垂れ下がっていて、長いものでは5m位のものも見かけます。

 私はこの植物はてっきり木に寄生して、その木から水分や養分を吸収しているものだと思っていました。しかし、調べてみるとちゃんと花も咲き、種もできるそうです。種は風で飛ばされ、カギ状の部分で木にひっかかって下方に成長していきます。寄生しているのではなく、ただ木を利用しているようです。流れ落ちる雨やそれに含まれる塩分、大気中の水やほこりから養分を取り込んで生活しているとのことでした。

ちなみに、この植物は北アメリカから南アメリカまで広い範囲で見られるそうですので、お気づきの方も多いかもしれません。

木にお世話になりながらも木には迷惑をかけない、目立たず地味に生きている、そんな不思議な『老人のあごひげ』を横目に見ながら毎日バス通勤しています。

今回は不思議な植物についてご紹介しました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ