JICA海外協力隊の世界日記

全てに感謝 in vava'u

元旦からハリケーン

みなさん、こんにちは

ババウは元旦からハリケーンが到来しました

もちろん深刻な問題なんですが

トンガ人の陽気さが垣間見れ、なんとも温かい気持ちになれた元旦でした

お昼頃、少し散歩に出ると町中のトンガ人が家の窓という窓に板をトンカチと釘で打ち付けているではありませんか

帰宅してしばらくすると

大家さんもそれを始めました

ちょっと外にでてその姿をみると、これまたなんとも原始的な準備でなんだかとても素敵

大家さんは一人暮らしなので、隣人家族が手伝ってくれています

1人が板を運んできて

1人が板を押さえて

1人がトンカチで打ち付ける

日本だったら、雨戸を出すだけだけれど

それがないトンガではこんな調子。

なんだかそれがすごく良いな~と感じられて

トンカチの音をちょっとリズミカルにしてみたり

冗談を言いながら皆で笑いながらの作業

それを見ている私までなんだかすごく笑えて、みんなで大笑い

なんて楽しいハリケーン準備なんだろう

夜は予想していた以上に強風とすごい雨!(トンガ人からしてみたらそんなに強いハリケーンじゃなかったそうです・・・)

夜中?から停電になるし、外の音がすごくてちょっと不安になる私。

朝になってもおさまらず、停電は続くし、家の閉まり切らない窓からは雨が降り込んで水たまりができているし

ハリケーンから逃げてきたアリが卵を運びながら家の中に大量発生だったりと

日本ではなかなか起こらないことの連続で一人でなんだか笑えてしまいました

日本のように便利なものがないからこそ

生まれる関係性があって

会話があって

笑いがあるなーと

後で聞いた話によれば大家さんハリケーンを心配してずっと起きてれくれたとか。

なんてありがたいんだ。

心配して朝早くから連絡をくれた大家さん、ババウの先輩隊員、職場の上司、もちろん調整員

本当にありがたいな~と温かーい気持ちになり改めて周りの人の存在や環境に感謝の年明けでした。

感謝

※写真はハリケーン対策中の大家さんと隣人たちです

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