JICA海外協力隊の世界日記

a journey to the better future

#5地域へくりだす

お久しぶりです。今は世界的な新型コロナウィルス感染症の発生のため日本に帰国しています。

今の時点では事態がいつ終息して、いつジャマイカに戻れるのかわかりませんが、こうして記録に残しておくことが私にとって大事な作業で、また少しでもジャマイカのことを知ってもらえればと思って執筆しています。

写真は出国の日にバスの中から見た虹です。

少し前の記録になりますが、配属先以外での私の活動を数回にわたって紹介できたらと思います。
その前になぜこれから紹介する社会資源の情報収集に行こうと思ったのかをつづっておきます。

私の配属先はCommunity based rehabilitation centerです。訪問の事業もあるのですが、今は積極的には行っておらず、基本的にはデイのような学校のような役割をしている施設で、私は毎日そこに通います。毎日子どもたちとじっくり向き合えるのはとてもいいことなのですが、外に出る機会がほとんどありません。配属先の外のこと、そこに来ている子どものこと以外を知りません。

昨年の夏で任期を終えたJICAの調整員さん(JICAボランティアの配属先を開拓や、配属先との調整などボランティアのサポートをしてくださる方)からアドバイスをいただいていたのが、CBRJ(配属先)だけをみるのではなく、ジャマイカ全体で今後も考えて、作業療法士に求められていることはなにかを把握してやっていくのがよいのではないか、ということでした。

また地域に根差したリハビリを推進していくために、その施設だけで完結するのではなくて、子どもたちの社会参加や地域資源の活用などのためにも、地域資源を開拓し、他の機関とも必要な時に相談、協力し合える関係を作っておくこともCBRにとって重要なのではないかと考えていました。

それからもう一つ、ジャマイカの障害児の取り巻く環境を知りたいと思っていました。私の配属先は団体としてインクルーシブ教育を目指しているのですが、子どもたちは学校でどのような作業スキルを必要とするのか、どのような役割を求められるのか、また障害を持っている子に対する先生の認識や配慮はどのようなものでなのかということを知りたいと思っていました。

そこでそれらの地域資源と関わり合いになれる機会をねらっていたのですが、なかなか最初のうちはむずかしく、障害者関連のイベント、配属先のスタッフの紹介、環境教育隊員や体育隊員の活動の同行、JICAのイベントなど少しずつ少しずつ人をつないでもらうことなどで、縁をもらって訪れることができました。

次回からは
・school of hope Woodlawn school(特別支援学校)
・Church teacher’s college(アセスメントセンター)
・JCPD Jamaican Council For Person with disabilities(労働省管轄の障害者の政策や登録などを行う組織)
・George Valley basic school

で見聞き、経験したことについて書いていけたらと思います。

写真2枚目:配属先の前の道路を牛が歩いているところ

写真3枚目:配属先から徒歩5分の小学校でliteracy expo(国語の文化祭のようなもの?)があったときのもの。教室の前に各クラスが作成した掲示物が飾られていました。同僚の娘がここの生徒で、これを見に行くために私も誘って学校を案内し、校長先生などにも紹介してくれました。

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