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みなさんこんにちは。

ジャマイカ滞在は丸1年になりました。辛いなと思うこともありましたが、これまでいろんな人によくしてもらい、ここまで過ごせました。

今回はジャマイカの人たちの暮らしぶりや見聞きしたことから、日本と違うな、けれど学べるところがあるなということについて書いていきたいと思います。

一つは家族のつながり方。

これは見聞きしたことに基づくので、全員のジャマイカ人に当てはまるとは言えません。

ジャマイカ人に兄弟は何人いるの？と聞くと、必ず母方が何人、父方が何人という答えが返ってきます。日本人ならそういう返事の仕方はしないですよね。

活動をしていてわかったことなのですが、同僚も職場の子どもの家でも、両親と子どもが一緒に住んでいるということは少ないです。両親が結婚してお父さん、お母さんと住んでいる子もいますが、大抵はどちらかと住んでおり、お母さんと住んでいる子の方が多いです。

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日本のシングルピアレントとのイメージと違い、それが一般的であるのであまり偏見もありません。そして一緒に住んでいない場合も、子どもは父親からも大切にされると聞いています。よく会いにきてくれて一緒に時間を過ごし、金銭面でも支援します。また一緒に住んでいない、父親側の兄弟とも仲良くします。

ジャマイカの出生率は日本と同じで低下傾向にあると聞きますが、こうして家族のあり方が違うと関係する人も増えて豊かになる気がします。例えば兄弟がたくさんいるので、一部は海外に住んでいて交流があったり、お互いに気にかけあいます。同僚はよく海外の兄弟と電話をしています。

結婚をしていないので子どもの親同士は一緒に生活をしていませんが、子どもを通して関わりがあり相談しあったり、また親同士の親（子どもにとっての祖父母）とも良い関係を築いている人もいます。例えば子どもの父親の親のお葬式をサポートしたり、参列するというのも聞きました。子どもの父親が違う子どもがいればそれだけ関係する人が増えることになります。

祖父母との関わりもしたければするし、したくなければしなくても良い、とも聞いたのであまり決まりはなく緩やかにつながっているのだろうなと想像します。

もしかしたらこのような関わりは時間がゆったりしているから実現するのかもしれません。

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住む形式も、兄弟や従兄弟、親と一緒に住んでいるというのをよく聞きます。核家族もありますが、日本に比べると大きな家に何家族かで住んでいるというのをよく聞きます。

これらの家族や関係のあり方は詳しくはわからないですが、アフリカの文化を受け継いでいると聞きます。

また私はキリスト教徒ではないので、宗教のことにも詳しくないのですが、ジャマイカはキリスト教徒が多く、子どもが産まれると教会に行きます。そこでgod mother、god fatherを得るそうです。god mothter、god fatherはなりたいと言ってくれた人がなれるそうで、親に何かあったときに面倒を見てくれるようになっているそうです。ある人の子どもはgod motherとgod fahterがコミュニティー内や外、海外に3人ずついて、子どもが産まれてから衣服に困ったことがなかったと言っていました。どうしてそうなったと思う？と尋ねるとこれまで兄弟の子どもの面倒をたくさん見てきたし、これまで自分がしてきたことが大事だったと思うと言っていました。自分の子どもにするよりもたくさんのことを他の人にしてきたとのことです。

これまで出会った子どもたちの中で、両親ともに子どもへの関心がなく祖父母のもとで育っているが、ケアが足りていない子にも出会ったことがありますし、男女のもつれの話もあるというのもよく聞きます。また家にお金がなくて学校を中退してしまい、ギャングに入ってしまうというのもあるそうです。いい面ばかりではないことも想像しますが、ジャマイカではこんな一面もあるよという紹介です。

写真１：職場の近くで農業をしている農家から分けてもらったトマト。職場の周りのコミュニティーは農業をしている人が多く、同僚も自分の家で野菜を育てています。そして時々こうして新鮮な野菜をもらいます。とてもありがたく感謝しています。

写真２：子どもたちが親が迎えにくるのを待っているところ。学校は14:30に終わります。私も子どもたちと一緒に座ってのんびり時間を過ごすこともあります。

写真３：マンデビルのある地域の風景を助手席から撮りました。マンデビルは坂が多く、向こうにうっすらと山が見えます。一つ一つの家の敷地が広いところが多いです。