2023/03/14 Tue
活動 環境
#8 水不足への対応
こんにちは。
最近、私の任地でも
苺の収穫が始まっていて、
市場でもよく見かけます。
.
ちなみに,
私の任地があるナブール県は、
国内における苺の生産量の
約90%を占めています。
.
ただ近年は気候変動の影響もあり、
収穫量が減少しているようです。
今季の国内収穫量は
16000トン程と見込まれており、
これは去年の同時期と比べ
約3分の2だそうです。
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確かに、
本来ならこの国では、
10月頃から雨が降り始め、
段々と寒くなっていくはずが
今期は雨がとても少なく、
12月でも海に入れるような
暖かさが続いていました。
このような問題
(気候変動の農業への影響)
に対処するため、
配属先でも様々な議論や
取り組みが行われていますが、
その中の一つに
« CoLAB »という
プロジェクトがありました。
。
同プロジェクトは、
外部の組織がアフリカの
数カ国を対象にし、
「様々なアクターが協働し
課題解決に資するための
プラットフォームの構築」を
大きな目的として
様々な事業が行われています。。
2021年にチュニジアが
対象国に含まれ、
「農業における水の管理」
をテーマに3つの
パイロットプロジェクトが
採択・実施されました。
配属先の同僚は運営側として、
チュニジア各地で行う
ワークショップ等のサポートを
行っており、私も何度か参加しました。
。
毎回、様々な地域から
専門家や市民団体の代表がきて
行われる議論の中では、いつも
官民また省庁間連携の上での
農家や子供への啓発の重要性
が強調されていました。
。
つまり、プロジェクト名の通り
「コラボ」がキーワードであり、
それは日本の課題でもあると思います。
その他にも、
私の配属先では、
ワニのマークでお馴染みの
ラコステから支援を受け、
農業におけるレジリエンスを
高めるためのプロジェクトが
去年発足しました。
。
今後も、
「農業における水不足への対応」は
チュニジアにおける環境活動の
「一丁目一番地」いや、
"le premier quartier"?
になると思われます。
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