2022/12/26 Mon
教育 活動 環境 SDGs
#4 私の活動- 持続可能な開発のための教育(ESD)
こんにちは。
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日本ではここ数日で一段と
寒さが増しているようですが、
私の任地ではまだ
日中はパーカーでも十分過ごせます。
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この投稿の執筆日は12月25日ですが、
イスラム教徒が多数を占めるこの国でも
それっぽい装飾や子供の恰好を目にし、
この国の、あらゆる宗教・文化への
寛容性を感じています。
さて、
今回も前回に引き続き
私の活動計画をご紹介します。
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今回のテーマは
「持続可能な開発のための教育
(Education for Sustainable Developement : ESD)」
です。
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この概念は、
学習者が世界における
今日的課題を主体的に捉え、
問題の解決につながる
価値観や行動を身につけ、
「持続可能な社会の創り手」
となることを目指して行う
学習・教育活動を指します。
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具体的には、
持続可能な社会づくりを構成する、
「6つの視点」(多様性や連携性等)
を軸にして現在の課題を見出し、
その中で、
「批判的に考える力」や
「つながりを尊重する態度」を含む
7つの態度、能力の醸成を目指します。
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私は教育に関して
知識や経験が全くなかったのですが、
このテーマに関する本を
日本で手に入れ、一から学び、
その内容を自分なりに咀嚼しながら
適宜活動の企画に取り入れたり、
配属先に共有したりしています。
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私の配属先は教育機関ではなく
市民環境団体なので、
活動としてできることは
限られていると思いますが、
それでも教育の分野において
自分たちの果たしうる役割や
様々な連携の可能性があると思います。
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ESDの考え方や実践例を
任地でも取り入れ、根付かせられるよう
日々、プロジェクトの企画や活動に
取り組んでいます。
私が最近読み始めた、
フェルナン・ブローデル氏の
『地中海』という本の中に
こんな記述がありました。
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「歴史学の任務のひとつとは
現在のさまざまな不安な問題に
答えを出すこと、
かなり未熟ではあるけれども
極めて帝国主義的な人間諸科学との
連携を保つことでもある。」
フェルナン・ブローデル (1999)『地中海』(浜名優美訳) 藤原書店。
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私はこの中に、
ESDに必要とされる視点や姿勢との
強い関連性を感じました。
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現在、気候変動危機や各地での武力衝突、
世界的なコロナ感染の拡大等、
現代社会に複数の不安要素が存在する中で
将来世代の豊かな生活を保障するには、
歴史を学ぶ中で
世代間という縦の「つながり」、
また分野の枠を超えた横の「つながり」
を意識しながら
諸問題を自分事として捉え、
他者と協働して乗り越えることが大切であり、
またそのような社会の担い手を創る
教育が重要であることを
改めて感じました。
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それではよいお年を。
Bonne année!!
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