JICA海外協力隊の世界日記

北(アフリカ)の国から ~遥かなる地中海より~

# 6 "Shouf Green (緑を見て)"

こんにちは。

.年が明け、

正月感を味わうことなく

早くも半月が過ぎました。

.

実は115日は

「小正月」とされ、

江戸時代では、

商家などで奉公人として

働く子供が実家に帰省する

貴重な日だったそうです。

.

「かくばかり偽り多き世の中に

子の可愛さは誠なりけり」

.

これは、

そんな親と子の再会を描く

「藪入り」という落語の

前置きとして語られるまくらです。

.

ざっくりいうと

「今も昔も親が子を思う気持ちは

変わらない」という意味ですが、

私の同僚も毎日活動中に

息子さんとテレビ電話をしたり、

写真を見てはニヤニヤしていて、

子供への愛をいつも横で感じています。

さて、今回は私の配属先が行う

プロジェクトの紹介です。

.名前は“Shouf Green”

“Shouf”はアラビア語で「見る」

という意味です。

このプロジェクトは

ある国際NGOから

支援を受け、去年始動しました。

.

地元の高校生たちを対象に、

気候正義を学ぶ環境クラブ、

絵画や演技を学ぶワークショップ、

動画編集を学ぶシネマクラブなど、

環境における彼らの問題意識を

効果的に発信するため、

幅広く活動を展開しています。

.私は主に環境クラブの中で

気候変動について、専門的な情報や

世界の最新の動向などをわかりやすく

伝えられるように資料を作っています。

.

参加者のみんなは

いつも積極的に発言してくれ、

クイズを織り交ぜながら進めると

さらに食いついてくれます。

子供たちは

学校や塾で忙しい中

素直に一生懸命、

そして楽しそうに

活動に取り組んでくれ、

私はその様子を見ながら

いつも元気をもらっています。

.

今後も、

少しでも彼らの力になれるよう、

そして若者発信の環境啓発に

貢献できるように頑張ります。

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