JICA海外協力隊の世界日記

人類みなアミーゴダイアリー in BRASIL

帰国後のJICAのフォローについて さわやかNo,81

【JICAの様々なフォローにはどんなものがある?】

前回の記事では,出前講座のお話をしました。
それを読んで「出前講座ってなんぞや!」という声もいただいたので,今回はその出前講座も含めた,帰国後のJICAとの関わりについて書いていこうと思います!

帰国してから,ボランティアではなくなった今でも,JICAとの関係は切れていません。というのも,JICAはフォローが厚く任期を終えて帰国してからも,とても深く関わってくださいます

帰国したのは7月の頭。帰国後すぐに東京で,帰国後の様々な手続きと修了式が行われました。その式にはブラジル派遣だったメンバーだけでなく,同時期に世界中のいろんな国から帰国した隊員が一堂に集まり,互いの活動を報告し合う良い機会ともなりました。

その1ヶ月後,またまた東京に集まり“帰国後研修”が行われました。トータル5日間の日程の中で,3日間の帰国後研修と,2日間の企業や自治体との“マッチングフェア”が行われました。

研修では,キャリアについて自らの2年間の海外での活動の棚卸しを行い,これからの人生設計の方向性を見出すことを目的に,様々な講師に講義していただきました。ここでも,自分と任地が違う隊員との交流も多くあり,アフリカでの生活の様子を聞かせてもらったり,アジアの国々の学校の様子を聞かせてもらったりと,とても有意義な時間でした。

キャリアフェアでは,ボランティアを終えた人々が社会の中で活躍できる場所を見つけるという目的で,2年間の活動を経験した隊員と世界を目で見た人材を採用したいという会社やNPO法人,また自治体の方のオフラインでのマッチングの場となりました。
私はここで,全国から来られていた自治体の方々に向けて,ボランティアの代表として自分の活動について発表もさせていただきました。
その発表の後には,各ブースに分かれボランティアと企業・自治体との名刺交換会が行われました。


それだけではなく,地元でも。
各地方にもJICAの機関と,各都道府県に国際協力推進員がいらっしゃり,帰国隊員に向けてお仕事の紹介や出前講座の案内を送ってくださいます。大阪に住む私は,“JICA関西”さんが色々とフォローをしてくださっています。前回の記事で関西創価高校にお邪魔することができたのも,JICA関西さんからご紹介いただいたおかげです。

帰国後は,学校教育に携わり,子どもと関わっていきたいと考えていたので,様々な学校を周り出前講座をさせていただけるのも非常に嬉しく思っています。
また他にも,これからボランティアを目指そうと考えている方へのセミナー・帰国隊員との交流会が先月の9月に行われました。ここでも,体験談報告と座談会があり,帰国隊員として自分の活動をお話しさせたいただきました。中にはSNSを通して活動を事前に知った上でお話を聞きに来てくださった方もいてとても嬉しく楽しい時間となりました。


まぁ,ザーッと書いたらこんな感じ!

【知っていると知らないは大きな差】
2年間の現地での活動も支えてもらい,帰国した後でも,フォローアップをしてもらえるのはとてもありがたいですね。
大学3年生から就職活動をはじめて在学中に内定をもらい,春から就職する形もよし。大学卒業後,JICAボランティアとして2年間の海外での活動をして,人脈とスキルを高めて日本に戻り,こうした機会を活用して就職する形もよし。

今の大学生や高校生はもしかすると,高校→大学→就職というルートしか選択肢がない人も中にはいると思うんです。でも,世の中それだけじゃなくて,JICAのような形で自分のやりたいことを見つける方法だってあります。(もちろんJICA以外の方法もたくさんありますよ)私もJICAボランティアを経験しなかったら,こうした話は知ることもなかったと思います。でも,このように経験して自分が良い!って思ったことはどんどん周りの人たちに伝えていけたらなと思っています。

だから私はこの記事を書いています!こちらからは以上です!

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