人類みなアミーゴダイアリー in BRASIL(廣瀬隊員は帰国しました)

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廣瀬 拓哉
大阪府

タイプ/職種
日系社会青年ボランティア
野球
派遣国
中南米
ブラジル サンパウロ州 インダイアツーバ市
一言メッセージ
人が温かい大阪から,これまた人情に厚いブラジルへ! 『将来に活きるTEAMをつくる』をモットーに,野球の指導を通し,国と国・人と人が繋がる活動を目指します。

 

運動会シーズン到来! さわやかNo,82

2019.10.31

まだまだ知らないブラジルのこと まだまだ知らないブラジル事情 人 文化 活動 生活


秋!運動会シーズン!


10月・秋。日本では14日の体育の日前後に多くの小学校で運動会が行われました。
私の実家の真裏にも小学校があり,9月から練習している声やダンスのための曲がよ〜く家の中まで聞こえてきていました。
そんな小学生たちの運動会。日本では,昔からある光景ですが,実はブラジルの日系社会でも運動会が行われることはご存知ですか?

日本文化の継承と発展を大切にしている,ブラジルの日系社会。


私がお世話になったサンパウロ州インダイアツーバ市の日系社会でも,様々なイベントを催し,ブラジルの文化とミックスさせながら,日本文化を継承しています。


そんな数あるイベントの中でも,より日本文化を感じることができるのが,毎年5月に行われている運動会。
今回は帰国前の5月に行われた運動会の様子をお届けします!



インダイアツーバ日伯文化体育協会の運動会は,普段練習に使用している,野球場で行われます。グラウンドを区切り,白線を引き,マーカーを置いて,手際の良いみなさんの力で運動会仕様のグラウンドに早変わり。

そんな運動会の気になる種目ですが,日本の運動会とほぼ同じ!いや,日本の小学校・中学校で行われる運動会や体育祭,また校区で行われる区民体育祭等よりも,ユニークでバラエティーに富んだ競技の数々


その内容は,しっかりと子どもから大人が楽しめるようなものまでがあります。

ブラジル日系社会運動会の内容

では,その中でも面白い競技をいくつか紹介しましょう。

《1.プログラム一番はラジオ体操!》
プログラム一番はなななんと,ラジオ体操!
ターンタンタタンタータータ タンタンタタータータータ タンタンタタタタタタタタタン チャン♪の前奏の後,「腕を前から上に上げて 大きく背伸びの運動から,はいっ。」の掛け声のもと,みんな一緒にラジオ体操が始まります。子どもからお年寄りまで,みんなリズムに合わせて順序良く体操を行っていきます。
その光景を見ながら,ほんまにここはブラジルか?と不思議な感覚になります。
ラジオ体操第一が終われば,すぐさま流れる第二の音楽。『え!ラジオ体操第二もやるん?』と思っているうちに,みなさん第二もしっかりと行っていきます。こりゃたまげたブラジル日系社会。
日本と同じくラジオ体操からのスタートです。

《2. 花嫁探し競走》
さて,日本の運動会では聞き慣れない競技ですが,要は気の合う者同士一緒になってゴールインしましょうよ。というかけっこ。
その“気”というのは,紙に書かれた数字のこと。
男性チームと女性チームに分かれ準備。よ〜いドンのピストルと共に,スタートの白線から5mぐらい離れたところに置かれた封筒を拾い上げます。そして,その封筒の中の紙に書かれた数字を確認し,逆サイドから来る女性の中から,自分の数字と同じ番号を持つ人を探し,その人が見つかれば手を繋いで,50m先のゴールを目指し一緒に走っていくというもの。

番号を手にし,同じ番号を持つ人を探す様子は凄まじい!の一言。
「2345!!!! この番号の人どこ?2345!!2345!!」と,そこにいる人たちはみんなそうやって大声を出して,同じ番号の人を探すもんやから,もうその場は超賑やか!!
魚市場の競りの現場かな?と思うほど,みんな手を挙げて大声で数字を叫んでいました。

この競技 花嫁探しとはいうものの,参加者はほとんどが既婚者。僕は残念ながら,花嫁候補を見つけることはできませんでした。はい。

《3.日本語腕試し競走》

これも,日系コミュニティならではの競技ではないですか?
配属先は日本語学校も兼ね備えているため,学校に通い日本語を勉強している生徒がたくさんいます。その生徒たちも運動会に多数参加!

よ〜いどんの合図と共に,横一斉に走り出し,第一関門に置かれたポルトガル語で書かれたカードを拾い上げ,5m先に置かれた机の上から,その言葉の意味が日本語で書かれているカードを探し出すというもの。
いくらその紙を早く拾い上げたとしても,そこに書かれた単語の意味をしっかりと理解していないと勝つことはできないこのゲーム。
ただ足が速いだけではヒーローになることができない面白さ。
中には,難しい単語のものもありましたが,それをあっさりクリアしていく子どもの生徒の皆さん!!

こうした遊び要素を取り入れながら学習に繋げる方法,すごく良い方法だなと感じました。
ナイスゲーム!!

というこのようなACENBI主催の運動会。
まだまだこれ以外にも,定番の100m走や綱引き,玉入れなどもあり,みなさん一日中楽しんでいました!



賞品が良いからなお燃える?

目玉は競技だけではなく,これらの各競技の賞品がとても豪華なのです
例えば,200m走の優勝者にはお米10kg。2等の人には,feijão (ブラジルの家庭では毎食登場する豆)1ヶ月分 etc.
子どもの競技では,チョコパイやコアラのマーチ等日本でも馴染みのあるお菓子が賞品として貰えます。
その中々豪華な賞品にも,参加者のやる気が後押しされます。

丸一日かけて行われた運動会。
天気にも恵まれ,とても楽しい有意義な時間になりました。

日本の運動会の雰囲気をブラジルでも同じように味わうことができるのはビックリでしょ?
家族みんなでお弁当を囲んで食べる様子もとてもほっこりしました。
以上,ブラジルの運動会でした。


写真① 5月運動会のグラウンド。中心にはいつも鯉のぼりが泳いでいます
写真② 計算競争で必死に問題を解く女の子
写真③ 野球部に所属する元気ありあまる子どもたちのかけっこは観客全員が盛り上がります