人類みなアミーゴダイアリー in BRASIL(廣瀬隊員は帰国しました)

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廣瀬 拓哉
大阪府

タイプ/職種
日系社会青年ボランティア
野球
派遣国
中南米
ブラジル サンパウロ州 インダイアツーバ市
一言メッセージ
人が温かい大阪から,これまた人情に厚いブラジルへ! 『将来に活きるTEAMをつくる』をモットーに,野球の指導を通し,国と国・人と人が繋がる活動を目指します。

 

夢のような光景~日本遠征16~ さわやかNo,65

2019.05.31

TEAM 人 出会い 教育 文化 日本遠征 活動 生活 繋がり

本遠征,最後の野球のアクティビティー。
これまで様々なカテゴリーの学校・クラブチームを訪問しました。

ブラジルの子どもたちと同い年の小学校チームに始まり,高校生,大学生,女子野球と日本の野球の多くをブラジルの子どもたちに経験してもらうため,幅広くスケジュールを組ませていただきました。
そして,今回の最後に交流させてもらったのが,枚方市立蹉跎中学校

この学校は,私がブラジルに発つ前に2年間勤務していた学校です。2年ぶりに懐かしいグラウンドに帰ってくることができました。


そして,今回相手をしてくれたのが,私が2年前に担任を持っていた学年の野球部の生徒たち。2年前は1年生だったので,現在は卒業をして,この春から高校に入学する子たち。わざわざ今回のためにみんな集まってくれました。2年も見ない間にこんなに大きくなるんだなと驚くほど,中身も外見も成長していたみんな。

日本・ブラジルで一緒に野球をしてきた子どもたちが,各ポジションにつき,シートノック

私にとって,とてもとても,言葉にならないほどの幸せな時間。一人一人の顔を見ながら打たせてもらえるシートノックは最高の思い出になりました。

ノックを終え,いよいよ試合開始。

この試合,実はこの遠征に来ていた2018年度のチームで行う最後の試合でした。もうすでに新チームの中で彼らはそれぞれプレーしているので,実質,この遠征が終われば,このチームは本当の意味で解散となります。しかし,私はいろんな感情が交錯し,そのことをうっかり忘れていました。

この日は,この遠征で一番成長を感じられたハファエルをキャプテンに指名。そのハファエルが試合が始まる円陣の中で,「今日はこのチームで,廣瀬先生と一緒にできる最後の試合。悔いのないようにみんな一生懸命戦おう。」と私がいないタイミングで全員にそう言ってくれていたそうです。後からそれを聞き,泣いてやろうかと思いました。

試合は,序盤から相手の満塁ホームランが出たりとリードを許す苦しいゲーム展開。しかし,二番手に上がったキャプテン・ハファエルが5つ上の選手たちから,7つの三振を奪うという素晴らしいピッチング。(期待に答えてくれるすごい子!)

なかなか点数が入らなかった攻撃も,満塁のチャンスから5年生のビクトールのレフト前ヒットのタイムリーでようやく1点を返しました。
このビクトール。実は,昨日訪れた履正社スポーツ専門学校で,一番に亀山さんに気にかけてもらった選手でした。と,いうのも日本に来てから少し元気がなく,遠征中はいつもの彼らしくない部分が多く見受けられました。おそらく,ホームシックだったのだと思うのですが,地球の反対側で,10日間も両親と会えないとなると,まだ10歳,ホームシックにもなりますよね。それに真っ先に気づいた亀山さんは,彼にたくさん声を掛けていただき,指導をいただき,帰り際には「頑張れよ!」とミズノのバッティンググローブを渡してくださいました。


唯一の得点を挙げたヒットを打った彼の両手を見てみると,昨日亀山さんからもらったバッティンググローブが。塁上で小さくガッツポーズをする彼を見て,胸がジーンと熱くなりました。

たくさんの方に支えられ,応援してもらいながらここまでやってきた日本遠征。ハファエルにしてもそうですし,ビクトールにしてもそう。みんなそれぞれ成長していることは確かです。嬉しいな。こんな気持ちになれるなんて,本当に生きててよかった〜と思いますよね。

試合の後半,ベンチを見ると,担任を持っていた卒業生が一緒に応援してくれてるし,学校の門の方を見ると,私が先生を目指すきっかけをくれた恩師の先生が,私たちの活動を見にきてくれていました。どこから説明をつければ良いかわからないほど,自分のこれまでのストーリーがギュッと詰まった,感動が溢れる蹉跎中学校のグラウンドの中。
夢の中にいるような感覚で最高の時間を過ごさせていただきました。

この遠征での,野球の活動はこれにて終了。全員怪我なく,野球をやりきったことが私の中で,最もホッとしたポイント。
彼らが成長したことは,言葉にする必要がないほどよくわかります。今回の経験を活かし,ブラジルで暴れてくれることを願っています。

蹉跎中学校の先生方,また取材していただいた,枚方市広報課の方,遠いところから駆けつけてくださった大西先生,そして元気な顔を見せてくれた,蹉跎中学校3年生卒業生のみなさん!
夢のような最高の1日を本当にありがとうございました。

☆枚方市の広報に,今回の蹉跎中学校との交流の様子が掲載されました。
 広報『ひらかた 5月号』是非チェックを!!

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次回 活動8日目『京都水族館・お疲れ様会』へ続く...
 https://www.instagram.com/h_taku0225/?hl=ja
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