2015/06/06 Sat
活動
インド選手団 来訪
先月、インドのStudents Olympic Associationというところから派遣された選手団がブータンにやってきて、一日目に親善試合を、二日目の午前に技術指導を行ないました。
急に持ちかけられた話で、来訪は平日、そして選手の年齢や体重はおろか、性別や人数といった情報さえもあやふやな状況。事前に試合を組もうにもどうにもできなかったので、観念して到着を待ちました。
日本では考えられないことですが、日本を出て約一年、こういうことにもだいぶ慣れてきました。
彼らの中には、インドのマニプール州というところからやって来た選手もいました。地図の赤い部分がマニプール州、青がブータン、緑がネパール、紫がバングラデシュ、黄色がミャンマーです。
こうして見るとインドの広大さが改めてわかりますが、マニプール州は「地球の歩き方 インド(ダイヤモンド社)」にさえ載っていない(=外国人が訪れない)ミャンマーとの辺境の地。いわゆる我々が想像する「インド」とは文化・習慣・宗教が異なり、チベットやビルマ系などの人々が暮らす地域だそうです。(写真右下がマニプール代表選手。インド選手の顔立ちも地域によってさまざま)こういった、今まで知らなかった地域の人々との出会いや交流も、柔道の醍醐味です!
さて、試合のほうは男女体重別に3~5人のリーグ戦を8カテゴリ組んだのですが、結果、一位2つ、二位8つという成績を収めることが出来ました。
南アジアの柔道のレベルは、他の地域と比べると高くありませんが、その中ではインドが頭一つ抜けていると認識されています。4月のネパールの試合に続き、圧倒的な力の差を感じる試合は少なかったので、ブータンの柔道も少しずつ近隣国のレベルに追いついてきているのかな、という手応えがありました。
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