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今回の記事のタイトルは、「ブータンに図書館をつくる　青年海外協力隊員の730日」（明石書店）から。今から25年前、青年海外協力隊としてブータンで活動されていた石田孝夫さんの著書です。

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日本にいる時にこの本を読み、ブータンで柔道を学ぶ子どもたちのために本を持っていこうと決めていました。自分がこれまでに集めたり、知人からいただいたりした柔道の本やDVD。もちろん日本語のものが大半ですが、カラーの連続写真がふんだんに使われているので、子どもたちは興味津々です。最近は自主的に学ぼうとする姿勢が身に着き、日本語に関心を持つ生徒も増えてきたように思います。

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私は子どもの頃、図書館に本を借りにいくことを楽しみにしていましたが、ブータンではそれは普通のことではありません。

幸せの国と呼ばれるブータンですが、私にとっては幸せに気づかせてくれる国でもあります。