JICA海外協力隊の世界日記

がんばれ!ブータン柔道KIDS

オリンピック選手、来たる!②

今年の2月にブータンを訪れてくれたSabrina Filzmozer選手。女子柔道-57kg級のオーストリア代表で、北京・ロンドンオリンピックに出場し、現在は来年のリオをめざしています。(2月の記事はこちら

先日、世界日記で紹介したJapan Weekのデモンストレーションにも協力してくれました。

毎回、驚かされるのは彼女のバイタリティ。今回もカザフスタンのアスタナで行われた世界選手権に出場した後、そのまま200kgを超える寄贈品(柔道着や洋服、トレーニングウェア、文房具など)を持ってブータンにやって来て、世界一過酷と言われるマウンテンバイクレース「Tour of the Dragon」に参加して女子の部で優勝。さらにその後、子どもたちに柔道教室を開いて帰っていきました。

ちなみに「Tour of the Dragon」は、全長268kmのコースを夜中2時に出発するというレースです。自転車レースとしては距離はそこまで長くないのかもしれませんが、ここは山岳国ブータン。標高は一番低いところで1200m、一番高いところは3340m、その差は2140mで、コース中には4つの峠があります。そんなレースをサブリナは約16時間かけて走り切りました。

サブリナとは、リオオリンピック後の再会を約束して、お別れしました。このひと月は、全日本柔道連盟から派遣された大学生コーチに始まり、オーストリアからはサブリナ、さらにネパールから柔道チームを迎えて親善試合、とブータン柔道協会の活動も盛りだくさんでした。

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