JICA海外協力隊の世界日記

Abaibai! ケニアぽれぽ~れ日記

バナナマンダジづくり 〜活動紹介その3〜



ジャンボー!!(公用語のスワヒリ語で「こんにちは!」)

ケニアで活動中の伊治です。



前回に引き続き、任地での加工品づくりについて書きます。

今回もバナナを使った加工品のご紹介です!



前回の投稿では、

チップス、クッキー、チャパティを紹介しましたが

今回は「バナナマンダジ」です。



皆さんは「マンダジ」という食べ物をご存じでしょうか?

スワヒリ海岸地域が発祥の揚げパンに似た食べ物です。

三角形の形をしており、

チャイ(任地ケリチョではミルクティー)を飲むときのお供で

日常食として食べられています。

スワヒリ語ではMaandaziと書きます。


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ケニア人にとって普段から馴染みのあるマンダジ。

「そのマンダジにバナナを入れてみよう!」

という農家さんのアイディアからさっそく試作しました。



材料は、

小麦粉、バナナ、ベイキングパウダー、塩、水、油



作り方はとても簡単。

① バナナをブレンダーで細かくし、材料すべてと混ぜてこねます。

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② 途中で油をスプーン2杯ほど加えます。

③ 生地がまとまってきたら20分ほど置きます。

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④ 生地を平たく伸ばし、三角の形に切り分けます。

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⑤ それを熱した油で揚げます。

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調理時間は1時間ほど

ミニサイズのマンダジが30個ほど出来上がりました。

ちなみにお店でよく見かけるマンダジは手のひらサイズほど!

1つ食べるだけで満腹になります(笑)



試作のあと、バナナ農家さんの家族と試食しました。

ほんのり甘く、バナナの風味がしてとてもおいしく仕上がりました!

農家さん一家も「Tamu!」(スワヒリ語で「おいしい」)と

いくつもお替わりしていました!

子どもから大人まで人気がありました。



前回の投稿にも書きましたが、

加工品を作る際に意識していることは

「普段の食事に一工夫加えた商品であること」

「コストと時間がなるべくかからない商品であること」



普段の畑仕事の傍らでできることという位置づけなので

農家さんの負担にはしたくないなと思っています。



マンダジはケニア人にとって馴染みのある食べ物。

なので作り方もすでに知っています。調理時間も短時間です。

マンダジは私の目指す加工品づくりにぴったりの商品ですね!



しかもバナナはビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養豊富なフルーツなので、

それらの栄養素を同時に摂取できて一石二鳥です。



作り方は、バナナ農家のお母さんが得意げに教えてくれました。

きっと彼女たちのモチベーションになったと思いますし、

私も農家さんと一緒に活動していると実感できて嬉しかったです。



次回は近隣のマーケットで販売します。

次の投稿もお楽しみに。



それでは、また。

コンゴイ!(現地語キプシギス語で「ありがとう!」)


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