2023/02/01 Wed
活動
バナナマンダジづくり 〜活動紹介その3〜
ジャンボー!!(公用語のスワヒリ語で「こんにちは!」)
ケニアで活動中の伊治です。
前回に引き続き、任地での加工品づくりについて書きます。
今回もバナナを使った加工品のご紹介です!
前回の投稿では、
チップス、クッキー、チャパティを紹介しましたが
今回は「バナナマンダジ」です。
皆さんは「マンダジ」という食べ物をご存じでしょうか?
スワヒリ海岸地域が発祥の揚げパンに似た食べ物です。
三角形の形をしており、
チャイ(任地ケリチョではミルクティー)を飲むときのお供で
日常食として食べられています。
スワヒリ語ではMaandaziと書きます。
ケニア人にとって普段から馴染みのあるマンダジ。
「そのマンダジにバナナを入れてみよう!」
という農家さんのアイディアからさっそく試作しました。
材料は、
小麦粉、バナナ、ベイキングパウダー、塩、水、油。
作り方はとても簡単。
① バナナをブレンダーで細かくし、材料すべてと混ぜてこねます。
② 途中で油をスプーン2杯ほど加えます。
③ 生地がまとまってきたら20分ほど置きます。
④ 生地を平たく伸ばし、三角の形に切り分けます。
⑤ それを熱した油で揚げます。
調理時間は1時間ほど。
ミニサイズのマンダジが30個ほど出来上がりました。
ちなみにお店でよく見かけるマンダジは手のひらサイズほど!
1つ食べるだけで満腹になります(笑)
試作のあと、バナナ農家さんの家族と試食しました。
ほんのり甘く、バナナの風味がしてとてもおいしく仕上がりました!
農家さん一家も「Tamu!」(スワヒリ語で「おいしい」)と
いくつもお替わりしていました!
子どもから大人まで人気がありました。
前回の投稿にも書きましたが、
加工品を作る際に意識していることは
「普段の食事に一工夫加えた商品であること」と
「コストと時間がなるべくかからない商品であること」。
普段の畑仕事の傍らでできることという位置づけなので
農家さんの負担にはしたくないなと思っています。
マンダジはケニア人にとって馴染みのある食べ物。
なので作り方もすでに知っています。調理時間も短時間です。
マンダジは私の目指す加工品づくりにぴったりの商品ですね!
しかもバナナはビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養豊富なフルーツなので、
それらの栄養素を同時に摂取できて一石二鳥です。
作り方は、バナナ農家のお母さんが得意げに教えてくれました。
きっと彼女たちのモチベーションになったと思いますし、
私も農家さんと一緒に活動していると実感できて嬉しかったです。
次回は近隣のマーケットで販売します。
次の投稿もお楽しみに。
それでは、また。
コンゴイ!(現地語キプシギス語で「ありがとう!」)
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