2023/07/17 Mon
活動 生活
Maziwaが食卓に届くまで。
ジャンボー!!(公用語のスワヒリ語で「こんにちは!」)
ケニアで活動中の伊治です。
今回は、"Maziwa"(スワヒリ語で”牛乳”の意味)についてご紹介します。
皆さんは毎日牛乳を飲みますか?
私は任地ケリチョに来て、ほぼ毎日飲んでいます。
任地は酪農が盛んで日頃飲むチャイにはたっぷりの牛乳が…!
これまたミルクが濃厚で、1日でも飲まない日があると恋しくて堪らなくなります。
すでに味覚が任地に染まっていますね。笑
さて、その牛乳。
任地には酪農農家さんと牛乳工場を結ぶ、milk cooling centreという施設があります。
牛乳を集めて保管しておく場所です。
ケリチョ・カウンティ-のリテインという場所にその施設があり見学させてもらいました。
牛乳が到着すると、まずは重さを測ります。
私が見学していた時に運ばれてきた牛乳は100L。
50L入る容器をバイクにくくりつけて2つ運んできました。
次に牛乳中に含まれる水分量を計測。
Lactormeterという機器を使います。
牛乳を増量するために水を加えていないかチェックするためです。
次にアルコール検査。
新鮮な牛乳であるかをチェックします。
古い牛乳の場合、内部で分解している恐れがあるためです。
アルコールを加えることで、分解度をチェックしているそうです。
水鉄砲に似た容器の中にアルコールが入っており、この中に牛乳を少量入れ、
左手のカップに取り出して状態を確認します。
これらの検査をクリアすると、milk cooling tankに注ぎ込まれます。
このタンクは最大3200L入るのだそう。温度は3℃に保ちます。
加えたばかりの牛乳は20℃前後あるため、温度計を見ながら必要に応じて冷却し温度を下げていきます。
夕方には工場へ運ぶためのトラックが到着し、
牛乳をパッキングするための工場へと運ばれていきます。
ちなみにケニアで販売されている牛乳はこのような四角い形をした紙パックです。
日本ではなかなか見ない形ですね!
この施設での牛乳の買取金額は、
直接持参すれば45シリング/L(日本円で約45円)、
バイクタクシー経由で持参した場合は44シリング/L。
こういった施設が街中にいくつかあります。
またこの施設には牛乳の直売所もあります。
今回は残っている牛乳が少なかったため購入が叶いませんでしたが、
60シリング/Lでフレッシュな牛乳を購入できます!
毎朝搾りたての牛乳を飲めるのは贅沢ですね。
普段口にしている食べ物がどのような過程を辿っているのか知るのは興味深いですし、
久しぶりの工場見学のようでとても興奮しました!
ちなみに普段私はケリチョ・タウンの街中にあるmilk barと呼ばれる場所で牛乳を購入しています。
タウンで販売していることもあり80シリング/Lと少し高めです。
こちらも牛乳の直売所です。
皆さんもケリチョの牛乳が飲みたくなりましたか?笑
今回の投稿はここまで。
それでは、また。
コンゴイ!(現地語キプシギス語で「ありがとう!」)
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