JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン日々是好日

あかちゃんお披露目パーティー ~クスクス マイース~

あかちゃんが生まれて一か月後に、近所や知り合いをおうちに招待してお披露目のお食事会を開きます。そのときに食べるのがクスクス マイースと呼ばれるトウモロコシの粉をお湯で練った食べ物。それをキュイーというネバネバのソースとレギュームソテ(野菜炒め)といっしょに食べます。

カメルーンは手で食べる文化。レストランなどではフォークが出てきますが、基本的にクスクスを食べるときは手で食べます。クスクスマイースを手でちぎってちょっとつぶして、ネバネバのソースをすくうように付けて食べます。

カメルーン料理は一般的にたき火で料理します。少量のお湯にトウモロコシの粉を入れて棒で練って、少しずつお湯を増やしていって硬さを調整します。しっかり混ぜなければ固まりができてしまうので「硬い」「暑い」と言いながら必死で混ぜ続けます。かなりの力と体力が必要。

カメルーンでクスクスといえば、トウモロコシの粉で作ったクスクスマイースと、マニョックの粉(タピオカ粉)で作ったクスクスマニョックがあります。クスクスマイースの方がクセがなく柔らかいです。

できたクスクスは、冷めたら硬くなるので、熱いうちにオタマのようなものですくってバナナの皮で包みます。バナナの皮1枚で熱々のクスクスを包むのは至難の業。カメルーン人は、熱いものを持つのになれているのか、「熱い熱い」と言いながらつぎつぎと包んでいきます。

この日の料理を作ってくれたのは、赤ちゃんのいとこにあたる人とその友達。赤ちゃんが生まれた時に家の世話に来てくれていたのは義理の姉。親せきがお客さんではなく、おもてなしする側という関係がいいなと思いました。

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