JICA海外協力隊の世界日記

Malo!~常夏の楽園サモア日記~

任地紹介します!

僕の任地は、首都からバスで1時間で港まで行き、よく揺れるフェリーで1時間渡った先にあるサバイイ島にあります。フェリーが着いたサレロロガっていう港からバスで15分ほど走ったところにある、Iva(イバ)という村が僕の任地です。

そして配属先が「Iva Primary School(イバ小学校)」です。写真を見て「あっ!」と思った方もおられるかもしれませんが、2009年に日本政府によって建てられた学校です。それ以前は海に面したところにあったので、ハリケーンの時に被害を受けたこともあったみたいですが、新しい校舎は少し高台のところに建設されました。隣にはカレッジがあり、小学校を卒業した子どもたちが通っています。

サモアの小学校は8年生まであり、5歳が1年生です。日本でいう幼稚園・保育園の年長児の年齢です。とても小さくて可愛いです。逆に8年生は日本でいう中1なので、体も大きいです。イバ小学校は、1年生、5年生、7年生が2クラス、ほかが1クラスずつの合計11クラス。児童数はおよそ300人です。下の写真は朝行われているアセンブリーの様子。全校が並んで、音に合わせて行進したり、聖書を聞いたり、歌を歌ったり、お祈りをしたりしています。

子どもたちが着ているのは制服。月曜日と火曜日は白と。水曜日から金曜日がピンクという何とも色鮮やかな組み合わせです。同期隊員からは不評ですが(笑)可愛いですよ?

朝は大体8時半ぐらいから始まります。(以前は8時やったのですが、サマータイム導入以降遅くなりました。)日本と違ってチャイムがなく、鐘を叩いて時間を知らせます。8時半からアセンブリー。それが終わり次第、10時半までぶっ通しで授業。10時半から11時まではインターバル(休憩時間)で、子どもたちは各々持ってきたお金で食べ物を売店で買ったり、家に食べに帰ったり。うちの学校は、毎日地域の保護者が輪番で教師の昼食を用意します。タロイモやカレー、時にはブタの丸焼きが出てくることもありますが、食パン半斤にバターがたっぷり塗られたもののときもあります。食パンのような軽食のときは、先生たちもインターバルの時間に食べます。それ以外は子どもたちが帰ってからがランチタイムです。そして11時から授業再開。低学年は1時まで、中高学年は2時まで。

教科はサモア語、英語、算数、理科、社会、美術、保健体育。しかし美術と保健体育はほとんど見たことがありません。なので実質5教科。と言っても、理科や社会は毎日しているわけではありませんので、サモア語、英語、算数だけって日も多々あります。予定は未定。その日の先生の気分や、子どもたちの進み具合によってコロコロ変わります。最初はこのあってないような時間割についていけませんでしたが、今となってはもう慣れました。

サモアの学校は1月に始まり、12月に終わります。今週が最終週です。来週から7週間は夏?休みです。明日に迫ったプライズギビング(優秀成績者に対する表彰式みたいなもの)のために準備する一方、子どもたちも先生もテストも授業も終わってやることなくて、喋ったり遊んだりしてます。

さて、最後に先生方と撮った写真を。一人の先生が退職されるとき撮ったものなので、人数は今は一人少ないですが。みんないい笑顔です。

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