JICA海外協力隊の世界日記

Malo!~常夏の楽園サモア日記~

Prize giving

先週の木曜日、学校でPrize giving(プライズギビング)が行われました。これは何かというと、学期の最後に1年間の成績優秀者が表彰されるサモアの全ての学校で行われる行事なんです。

僕の学校では、各学年1位から5位までの子どもたちが表彰されました。8年生については各教科の1位の子も表彰されました。1年生から順に担任の先生から名前と点数が発表され、子どもが前に行く。すると表彰してくれる人とハグやキスをし、その子の親もやってきて、ウラというお菓子で作られた首飾りを子どもにかけてあげる。(子どもだけじゃなくて、担任の先生や表彰してくれる地域の人にも。)中には「おめでとう」と言ってその場でハグをしてあげる親もいたり。

そして景品をもらうのですが、僕の学校では皿やコップ、たらい、ラーメンなどとても実用的なものが景品でした。ほかの学校では聖書や辞書、文房具などが景品になっていました。

ちょっと見にくいですが、これが表彰されているところ。どの子も自分の頑張りがたくさんの人の前で褒められ認められ、とても嬉しそうな表情をしていました。もちろん親も嬉しそう。

サモアの子どもたちが、親や先生から褒めてもらえ、頑張りを認めてもらえる日。愛されていることを感じられるとてもいい行事だなと思いました。

サモアの学校は12月に終わります。日本のように卒業式がないので、このプライズギビングが日本でいう卒業式や修了式を兼ねています。8年生の子どもたちだけは、全員白い正装をして参加します。

全ての表彰が終わると、表彰された子と親が一緒に踊ります。楽しく踊って終わる、何ともサモアらしい終わり方でした。

最後は8年生の子どもたちと記念撮影。自分が任地に来た8月から、一緒に算数と理科を勉強をしてきた子たち。来年の1月からはみんなカレッジに進みます。中には、村を離れる子もいたり。会えなくなるのは寂しいけど、みんな新しい環境で頑張れ!!

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