JICA海外協力隊の世界日記

井上幸一のクルシェヒル滞在日記

"パンフを~ コンヤも~ ありがとう~"

クルシェヒルから南西に約250km (バスで3時間半) 行くと、セルジュク朝の首都でもあった古都コンヤがあります。コンヤも京都市のパートナーシティとして日本との関係が深く、以前から当地のインフォメーションセンターに是非クルシェヒルのパンフレットを置いてもらおうと思っており、パンフ持参で訪ねました。知人の紹介もあり、センターのユジェル・ヤイラジュ氏に快諾いただき情報交換もできました。ここコンヤでも日本人観光客数が昨年比40%以上減と大変厳しい状況だと伺いました。一日も早いトルコ旅行の回復を願うばかりです。

空港近くにある日本式庭園「京都庭園」を訪ねました。電車の駅が近くて交通の便も良く、園内には大きなレストランもあって食事に見学に大変賑わっていました。訪ねた時はたまたま日本から取り寄せた数種の松の木18本を園内に植樹中で、作業指導に来られた日本の造園職人の方々や庭園を設計したトルコ人建築家とも話ができました。是非は別として、街中にあって周りを白壁に囲われた園内は「トルコの人がイメージする日本的」な建築物が多く、ややエスニックな印象も受けますが、地元の人々には大変人気のようです。山の斜面を後背に周囲の自然との一体感を醸し出すカマンの「三笠宮記念公園」との違いを直に見ることができました。

またコンヤと言えば、メヴラーナ・ルーミーを創始者とする旋舞「セマー」で有名なイスラム神秘主義の一派メヴレヴィー教団発祥の地でもあります。メヴラーナ文化センターでは毎週土曜日の夜に無料で幻想的な音楽と「セマー」を鑑賞することができます。一度体験するのも面白いのでは。次回は6月中旬の予定です。

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