JICA海外協力隊の世界日記

いっしー先生のワンダフルだより

◯◯アートプロジェクト始動!

Muraho! こんにちは!

ルワンダでは、学校の長期休みが始まってから約1ヶ月半が過ぎました。

同じタイミングでルワンダに赴任した同期隊員は小学校教育、体育、自動車整備といった学校に配属されている隊員が多いため、それぞれの活動に余裕のある長期休みに、みんなで一緒にできることがないかを考えました。

考える上で大切にしたポイントは、次の3つです。

・ルワンダ国内の様々な地方でできること

・地方へ行き、その場にあるものを活用できること

・同期隊員である「教育」と「コミュニティ開発(水の防衛隊)」の職種の隊員がコラボレーションできること

そこで私たちが考えたのが「ジェリカンアートプロジェクト」です。

「ジェリカン」とは、水や牛乳を入れて運ぶプラスチック製のボトルで、ルワンダでは多くの人々が生活に必要な水を汲む際に使用しています。

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子供も大人も毎日使うこのジェリカンにより愛着を持ってもらえるように、そして絵を描く楽しさに触れてもらえるように、という目的でこのプロジェクトを始動することにしました。

7月中旬に私たちが訪れたのは、「カヨンザ、キレへ、ンゴマ」という東部の郡です。

まずは、それぞれの地域にある公共水栓や井戸の周りに小さなスペースを借り、地域の協力者の方に集合してもらい概要を説明します。

その後、ジェリカンを持った地域の方達が集まり始め、いよいよスタート!

最初は周りの様子を伺っていた子供達ですが、1人の子が筆を持って描き始めると、一斉に全員が筆を握って絵を描き出しました。

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今回初めてこのプロジェクトを行って、私が一番うれしかったことは、

「地域のお母さん方が、子供達に愛情を持って接する姿を見られたこと」です。

私は普段小学校で活動をしているので、このような親子の触れ合いを今まで見る機会がありませんでした。そのため、母親が子供に寄り添う姿に、心がとても温かくなりました。

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今回、私たちが直接お願いをしていないにも関わらず、スムーズに活動が行えるように多くのお母さん方が協力をしてくれました。

また、自分の子供が描く絵を笑顔で褒めていたり、筆を巡って喧嘩をする地域の子供達の仲裁をしたり、愛情を持って子供達と接する姿に心打たれました。

これは日本でも当たり前のことかもしれませんが、国や文化は違えど、世界中の「お母さん」が、子供達のためを思って強く生きているのだということに感動しました。

最後はみんなで記念撮影!

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自分のジェリカンを嬉しそうに持って帰る子供達の姿を見て、私たちも嬉しい気持ちになりました。

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ジェリカンアートプロジェクトは始まったばかり!

これからも同期隊員と力を合わせて様々な地域で活動していこうと思っています♪

・・・ということで、今回のタイトルは

「『ジェリカン』アートプロジェクト始動!」でした♪

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