JICA海外協力隊の世界日記

伊藤のラオス奮闘記

カム族のお正月祭りに潜入!

大変遅くなりましたが、2020年明けましておめでとうございます!

任期まで残り6ヶ月、ラオスにどっぷりと浸かって任期を全うしたいと思う所存であります!

ところで…

ラオスのお正月は4月ですが、実は12月・1月にもお正月があります。

それはモン族、カム族のお正月。

ラオスは約49もの民族で構成されており、私の任地ウドムサイには12種類の民族が共に暮らしています。(12種類の民族を更に細かく分類すると4050種類にもなります)

今回はウドムサイのあの葛バッグを作っている「カム族」のお正月祭りに潜入!

まず一番に目に入るのは伝統衣装。

黒の色合いをベースに赤色の線が入っているのがカム族衣装の特徴。

ですが、毎年様々なデザインが織られ、バラエティに富んだ色鮮やかな衣装が沢山並んでいました。

そして、会場内でもひと際盛り上がりが凄かったのが…

ラオハイ(壺のお酒)を飲むという行事。

壺にストローが2本以上刺さっており、皆で交代しながら1日中飲み明かします!

今年のお祭りの盛り上がりは凄く、観光客としてお邪魔した私達も、すかさず手をひっぱられ「飲め飲め」コールの洗礼を受けました()

このお酒、なんとアルコール度数が50度前後!飲んだら一瞬で酔います。(というのは嘘です)甘みがあり大変飲みやすいお味。

ラオハイはラオスの伝統的なお酒の一つで、基本の材料はカオニャオ(もち米)とスアラオ(餅麹)を発酵させたもの。それにプラスして果実や植物など村ごとに使用する材料が違います。

その他にもお祭りでは、カム族の伝統踊りバンブーダンスやケーン楽器など、歴史的な伝統文化に触れることが出来ます。

そして、カム族夫妻のご自宅でもお祝いパーティがあり、みんなで食事を共にし、ビールを飲み、ダンスをして…と私もカム族祭りを盛大に楽しみました。

ここ最近は民族のお正月以外にも結婚式やマッケーン(快気祝い)があり、町中あちこちでパーティが開催され、1日3、4か所はしごして会場にかけつけお祝いする人も(笑)

仲間内や家族間だけでなく、誰彼問わずみんなでお祝いする、町全体で盛大に盛り上げお祝いする。

そんなラオスの文化、素敵だなと思いました。

毎日騒がしいラオスです。

写真①:カム族の民族衣装

写真②:カム族の民族衣装専門店

写真③:ラオハイ(壺のお酒)コールの嵐

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