JICA海外協力隊の世界日記

伊藤のラオス奮闘記

ラオス最大級のハンディクラフトフェスティバルに参戦!

【ラオス最大級のハンディクラフトフェスティティバル2019ITECC/2019.10.2611.3】

昨年同様に、今年も参戦して参りました!

昨年はラオス4県からのブース出展でしたが、今年はコミュニティ隊員が増え、計7県からの出展です。

(ボリカムサイ県・サイニャブリ県・カムアン県・ウドムサイ県・ビエンチャン県・ルアンパバーン県・チャンパサック県)

コットン製品、シルク製品、竹製品、麻製品、陶器、紙漉き製品、食品、コーヒー、葛製品、科製品などなど

デザインやクオリティが年々進化しているのではないでしょうか。製作に一から携わるようになって気づく、生産者達の細かな工夫やこだわりの色合いやデザイン。ラオスの特産品達は本当に可愛くて素敵なものばかり。

今年は、このイベントの為に日本や各国から駆け付けたというお客様が多かったように思います。

今年は昨年と違い、生産者研修で実際に作ったポーチやペンケースなどを販売させて頂きました。

自分が一からデザインや縫製に関わった製品達なので、お客様の反応をドキドキしながら見ていました、思い入れも強い!

結果は正直なところ……いまいち。でした。

生産者研修で製作した製品の中で、縫製が成功しているもののみ並べたのですが、やはり技術・品質・デザイン等改善すべきところがまだまだありますよね。

しかし、

サムカン村のコットン×ヴィエンカム村の民族模×カム族の葛》がMixされたこのポーチ…

“ウドムサイにしかない” “ウドムサイならではの…!”が詰まった製品。

お客様の目にとまり、沢山ご購入頂くことが出来ました。(しかも殆どが即決買い…!)

私は心から嬉しくて、すぐに同僚に共有。同僚も心から喜んでいました。

このように、すぐにお客様の反応を見ることができた事は非常に大きな意味を持ちます。

ここでしか出会えないお客様やバイヤーさん、そして工夫に工夫を凝らした製品達。

刺激を受ける要素がいっぱいです。

デザインが良くても、品質が悪い。技術が乏しい製品。

品質がよくても、デザインや色の組み合わせが悪い製品。

製品自体は良くても価格決定が不適切な製品。

何かが欠けていたり適切でなければやっぱりお客様は手に取りません。

それから、【ストーリー】がある製品は「他にはない」になります。

それを伝えるPOPを作成することも、お客様を掴む一つの方法。

同僚も頭ではわかっていても、その一つ一つの小さな小さな工夫ががどれだけ実際に売上に影響するのか。

それが実感できなければ後回しで結果やらずじまいということも。

私もですが、頭の中では分かっている。でも緊急性の高い仕事に追われ、後回しにしてしまう。

そうすると一生できないサイクルに…

すぐに結果がでるものではないし、難しいと感じる事だらけですが、だからこそ自分が率先して「やってみる」価値があると自分は思います。

協力隊の任期2年間では「正解」まで見る事は難しいことだと思います。でも、一緒に考えてやってみること、挑戦することに私は大きな意味があると信じています。自分でやってみないことには何一つ確信を持てるものはありません。失敗や経験があるから、次が見えます。判断力が上がります。

正解に辿りつけるかわかりませんが、ここで受けた刺激を活かし、

残りの任期を同僚と共に頑張っていくぞぃ!!(気合いだけは十分な人)

各県の製品を紹介するファッションショーも開催。実は昨年も行いました。

JICAオフィシャルサポータ―のターさんとミスティーンにも参加してもらい、

大変盛り上がる思い出に残る1日となりました。

私達の活動、JICAの活動を多くの人に知ってもらう非常に良い機会となりました。

ラオ語でアドリブの司会をさせてもらいましたが、本番直後胃がやられました()想像以上の緊張だったみたいです。

でも、緊張=結果楽しい!(笑)

同僚がデザインしためちゃめちゃ可愛い「葛バッグ」と、ウドムサイのタイルー族の民族衣装!

ばっちり宣伝しましたよ♡

企画・進行を進めてくれたコミュニティ開発隊員に感謝の一日。

写真① コミュニティ開発隊員7名ですしざんまいポーズで決め

写真② 新商品をオススメコーナーに

写真③ ファッションショー

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ